最低でも1時間…iPhone購入、なんでこんなに時間かかるんだ!問題の真相
話題のスマートフォン(スマホ)、iPhone 6s(アップル)を購入しました。カラーは人気のローズゴールド。女性がかわいいと感じ、男性が持っても不自然ではない繊細な色合いは好評です。
iPhone新機種の発売は毎回話題になり、今回も爆発的に売れているわけですが、携帯電話販売(携帯ショップ)店員によると、「発売日に売れる台数は意外に多くない」そうです。一体なぜなのでしょうか。
理由は、「契約にかかる時間」です。確かに、筆者は3GSから新機種が出るたびに買い替えていますが、毎回購入の際に相当な時間を要します。サービスが複雑化しオプションサービスも増えたので説明が長くなり、書類も増えました。その結果、1台の契約に最低でも1時間以上を要すようになってしまっています。
「携帯電話を登録するサーバも混み合うため、処理するのための端末の処理スピードが遅くなるのです。また、iPhoneを購入されるお客さんには初めてスマホを購入する人の比率が高く、いつも以上に時間がかかってしまうのです」(携帯ショップ店員)
今回iPhone 6sの発売に際して筆者は、「慣れた店員×小型店舗×開店一番乗り」というできるだけよい条件を整えて購入しましたが、それでも端末を受け取るまでに1時間を切ることはできませんでした。
ある携帯ショップのケースを見てみると、10:00開店、20:00閉店で営業時間は10時間で店員さんは4人。休憩時間が1時間として、1人が販売できるのは9台。4人×9台=36台。つまり、非常にスムーズに販売できたとしても、1日36台売るのが精一杯の上限ということになります。当然、説明だけ聞いて買わないお客さんもいますし、アクセサリーの購入や修理の相談などiPhone購入以外のお客さんもいますから、実際は理論値ほど売れることはないでしょう。
iPhoneは大人気商品ゆえに発売日に欲しい人がたくさんいますから、携帯ショップとしては「もっと売りたい!」と、もどかしいようです。
(文=新田ヒカル/スマホ評論家、マネー評論家)