通話し放題、基本料0円…格安スマホへ大手キャリアから利用者大移動の兆候
文=佐野正弘/ITライター
すでにMVNOが広まっている諸外国の事例を見ても、移動体通信市場全体でMVNOが2割以上のシェアを獲得するケースはあまりなく、その辺りがMVNOのシェアの限界とも考えられている。現在は総務省、ひいては国の後押しもあって安価なサービスが活況となってはいるが、いつまでもその後押しがあるとは限らない。安価なサービスを提供する企業には、そろそろ拡大期を過ぎた先を見据えたビジョンと取り組みが、求められているともいえそうだ。
(文=佐野正弘/ITライター)