広がる書籍等の自炊、多彩な方法/ツールの中から、目的により最適なものを選ぶために
読み取るものによって便利なスキャナも変わる。ドキュメントスキャナは大量一括処理に向いているが、背についた糊を完全に切り落とす必要があるため、ノドぎりぎりにあるものまではデータ化しづらい。ローラーでの紙送りが失敗しやすいツルツルした紙も苦手だ。一方、フラットベッドスキャナは1回ずつフタを開いて本を置き直して作業するのは面倒だが、紙の素材はあまり関係ないし、バラした後なら糊が残っていたって平気だから、ノドのギリギリまでデータにできる。
自炊にチャレンジしようと思うならば、自分が何を主に扱いたいのかを見極めて、それが得意な機材を揃えよう。
(文=エースラッシュ)