知られざるネットリサーチの世界と、最大手マクロミル強さの秘訣…企業経営のサポート役

　先日も、東京・調布市にある「味の素スタジアム』のサブグラウンドを貸し切り、従業員とその家族が参加して 「ミルフェス」というイベントを開催しました。社員同士のコミュニケーションの促進と従業員の家族に会社を知ってもらうということを狙いに、アトラクションや運動会で行われるような種目が行われたのですが、どちらかというと体育系の感じで、結構真剣になって勝敗を競っていました。会社では見られない社員たちの一面を見たような気がしました。

　また、社員同士仲が良いので、休日も会社の人たちと飲みに行くことも多いのが、当社の特徴かもしれません。

–佐久さんの将来の夢はなんですか？

佐久　途上国や新興国の人々に日用品の情報を提供し、彼らがそういうものをもっと手に入れやすくなるようなマーケティング活動に関わりたいという夢は今でも変わっていません。

　実は、マクロミルには中国と韓国にグループ会社があり、アジア市場の開拓を進めています。将来マクロミルが途上国や新興国にも事業を拡大するというような場合、例えばインドネシアに進出を計画している日系企業のために現地の市場調査をデザインするというような形で、今後もっと海外案件に関わっていきたいと思います。そして、調査だけでなく、海外市場をターゲットとする企業のマーケティングそのものやコンサルティングのような分野にも活動の場を広げていきたいですね。

–ありがとうございました。
（構成＝編集部）