インターネットの普及によって、個人による情報発信が容易になったこの時代。ブロガーやユーチューバー、TikTokerなどの活躍には目を見張るものがあるが、とくに近年その勢いをましてきているのが、漫画家だ。
日本は幼い頃から多くの漫画に触れることができる環境ということもあり、ノートの隅にオリジナルのイラストを描いてみたり、自由帳にオリジナルの漫画を描いた経験のある方も多いだろう。「いつか漫画家になれたらいいな」という夢を漠然と抱いていたこともあったけど、結局普通に進学して、普通に就職して、普通の人生を歩んじゃっているなと悩んでいる方に参考にしていただきたいのが、今回Xで話題になっているKindleインディーズ漫画革命である。
インディーズ漫画家でも、600万DLで7000万円の分配金を獲得!?
今回ご紹介するポストは、ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新@nukosamaさんの呟きだ。
ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新@nukosamaさんはその名の通り、毎日18時に絵日記をXにポストしている、今話題の漫画家さんである。正論を突く切り口と独特の作風が人気を博し、フォロワーはまもなく50万人に届こうかという勢いを見せている。
そして今回ご紹介するポストはこちらだ。
気がついたらKindleインディーズの漫画が600万DL超えてました!
— ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新 (@nukosama) December 18, 2023
2022年春に初めて約1年半。
分配金がもうちょっとで7000万円になります。
だいたい50ページ前後の本で1DLにつき10円くらいの収益です。
無料なのに。
ポートフォリオにもなるし、これ自体が仕事になる。… pic.twitter.com/bK2IcElIk4
なんと約1年半で22冊分のインディーズ漫画をKindleにアップロードした結果、600万DLを達成し、まもなく分配金が7000万円に到達するというのだ。リプライ欄には「想像を超えている。もう商業漫画はいらないのでは?」「クリエイターさん向け神システム!」と賞賛の声が相次いでいるが、この億万長者も視野に入る稼ぎ方は、一体どのような仕組みになっているのであろうか。
Amazonがコンテンツ拡充のために図る画期的プログラム
今回ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新@nukosamaさんが紹介しているシステムは、正式名称を「KINDLE ダイレクト・パブリッシング Kindleインディーズマンガ」という。Amazonのアカウントからオリジナル作品を1ページ以上投稿するだけで、誰でもKindle漫画家デビューが叶うのだ。
縦読みや横読みにかかわらず、はたまたイラスト集のような形でも投稿が可能で、こちらから登録にあたっての金額負担はない。読者も無料で漫画を読むことができ、実際にDLされた数に応じて分配金が支払われる仕組みだ。
ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新@nukosamaさんは毎日Xに投稿した絵日記に近しい作風で22本の漫画をアップロードし、Xのポストからも読者の流入を狙ったことにより、驚異的な600万DLと7000万円の分配金を実現したのである。なんとも夢のある話だ。
Amazonという巨大マーケットの可能性
また、Kindleは言わずとしれたAmazonの電子書籍システムだ。巨大マーケットを有するAmazonではアフィリエイトの仕組みも早くから取り入れており、ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新@nukosamaさんのように、Xでも多くのファンを有している状態で自身のインディーズ漫画を紹介することによって、アフィリエイト収入も入ってくる。まさに、Amazon様様で暮らしていけるのだ。
多くの人に漫画を読んでもらえる上に、分配金の入ってくるKindleインディーズ漫画。なにより漫画やイラストを愛する人たちにとって大きなメリットとなるのは、「好きなものを描くことが収益につながる」ことだ。Kindleインディーズ漫画では描くものを強要されることはない。自分が描きたいと思った内容で勝負ができるのだ。
少しでも「漫画描きたいな」と考えているかたは、ぜひKindleインディーズ漫画デビューを目指してみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像(Image:「ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新(@nukosama)」さん提供)