森裕子議員の質問通告遅れ問題、国会運営に支障も…本人の主張と食い違う深夜の電話

　一方で、今回は省庁の職員側にも反省してほしい点があります。まず、実際の議員名を挙げてツイートしたのはダメでした。遅くまで仕事をするのは大変だし、愚痴りたい気持ちも理解できますが、特定の議員の批判は職員としてするべきではないです。

　仲間内で居酒屋などで「ほんと、森裕子ムカつくよなー」と言うくらいなら、ストレス発散のためにある程度は容認できますが、ツイッターは不特定多数の人たちが見ることができるため、不適切です。

　もちろん、森議員にも反省してもらいたいです。これまで何度も同じようなことをしているから、職員たちも我慢できずにツイートしてしまったという背景があるのでしょう。

「もう、今までのことは反省します」

　それでいいじゃないですか。議員側も職員側もお互いに反省して、国民のためにしっかり国会運営をしていきましょう、と発言権のない秘書たちは思っていますよ。

（文＝神澤志万／国会議員秘書）