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ツタヤ図書館を誘致した市長が子会社入社、収賄罪に該当か 10年前の欧州サッカー本入荷

文=日向咲嗣/ジャーナリスト

 佐賀県武雄市、神奈川県海老名市に続いて、2016年3月にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する「第三のツタヤ図書館」がリニューアルオープンする宮城県多賀城市。人口6万人のこの小さな町の議会が、最近、全国の図書館フリークたちの注目を集めた。そのやりとりには、全国各地で噴出している「ツタヤ図書館問題」が凝縮されていたからだ。

「わかっているのに、はぐらかすのやめてくださいよ。もう多賀城は買ったんですか?(略)CCCが、武雄図書館をリニューアルオープンする際に買った図書の購入リストを見て、どう思ったのかということを聞いているんです。在庫一掃であってはだめでしょう。だから、どう思いましたかと聞いているんです。このリストを見て。見ているんですか」

 語気が荒くなっているのが、会議録からもひしひしと伝わってくる。今年10月14日に開かれた多賀城市議会定例会の1シーンである。共産党の藤原益栄議員が市立図書館の指定管理を公募もせずに、なぜCCCに委ねたのかを菊地昭吾教育長に問いただしたが、なかなか明快な答えがかえってこない。

 しびれを切らした藤原議員が、武雄市図書館で問題になった、CCCが系列会社から仕入れた中古本リストについての具体的な感想を求めたのだが、教育長は「あってはならないことだと思います」との答弁に終始。それに業を煮やした藤原議員は、あろうことか、ついにそのリストを延々と読み上げ始めたのだ。

「ナンバー66、『99年版「エラー」がわかるとWindows98/95に強くなる』。2012年度の予算で『Windows98/95に強くなる』という本を買っているんですよ。それから、ナンバー69、『あと6年使う!XPパソコン快適化大作戦』。XPなんかもう使用されていないんですよ。(略)3111番、『公認会計士第2次試験2001年版』。3148番、『税理士試験2003年』。今どき2003年の税理士(試験)対策の本を買って何するんですかね。3149番は同じ2006年版です。それから3299番、『海外金融商品全ガイド2001年』。2001年のどの株を買ったらいいかというそんな本を買って、何するんですかね。3419番、『超投資法2000年』。それから、これはいくらか市民に関係あるんだけれども、3648番、『図解わかる確定申告2002年3月申告版』。2012年度に2002年3月の申告のための本を買っているんですよ。ほかに4421番、『迷ったときの医者選び大阪』。なんで武雄で大阪なのかわからない。4422番は同じく、『迷ったときの医者選び東京』です。こういう感じなんです。私は異常だと思いますよ、この選書は。こういう企業を図書館を指定するのにいい企業だと思って指定したわけですね。私は明らかに見誤ったんじゃないかと思うんですが、いかがですか」

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