昨年6月17日放送のテレビ番組『ニュースウォッチ9』(NHK)で、桑子真帆アナウンサーが肩の部分にシースルーの素材が施された衣装を着て出演し、大きな話題を呼んだ。この日の同番組の平均視聴率は10.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)と普段より高い視聴率をマークしたが、桑子アナのスタイルの良さは以前から注目されていた。
「NHKでは杉浦友紀アナも抜群のプロポーションがインターネット上で評判でした。しかし、一昨年の3月で『サタデースポーツ』『サンデースポーツ』を降板。現在は地上波で2本、BSで1本のレギュラーのみで、いずれも週1回で出番も多くない。そんななか、桑子アナはNHKの看板番組に月曜から金曜まで毎日出ている。“杉浦ロス”の視聴者も、今回の桑子アナに流れていったはずです」(週刊誌記者)
これまで、いわゆる“美人アナ”の人気は、スポーツニュースから火が付くというのが定番だった。
「テレビ東京は特にそうでしたね。水原恵理、大橋未歩、亀井京子、鷲見玲奈など、タレントとしてもやっていけそうなルックスを持っている女子アナたちが、主な視聴者が男性であるスポーツニュースに起用され、放送中に胸の張り具合を強調するように映されていました。上半身を横から映す“YC”というカットです」(テレビ局関係者)
衣料メーカー、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの調査によれば、日本におけるブラのカップサイズ別の売上で、Aカップは1980年の時点で約6割だったが、2016年にはわずか4.1%にまで下がった。同時に、Dカップ以上が4.5%から51.3%に上がったという。
「昔と比べて、日本人の平均的なサイズがどんどん大きくなっているのですから、今の20代や30代のアナウンサーにそのようなタイプの人が増えてもおかしくはありません。ただし、40代以上の男性にとっては衝撃が大きいため、相変わらず話題になることが多いのでしょう」(週刊誌記者)
バカにできない真面目なテーマ
そして、第2、第3の桑子アナはまだまだ眠っている。
「学生時代に『ミス慶應』に輝いたフジテレビの小澤陽子アナ、テレビ朝日の三谷紬アナ、日本テレビの滝菜月アナも、よく話題になります。フリーでは、CSで放送されている『プロ野球ニュース』などに出演している山田幸美アナは、いつも胸の形がはっきりわかる服装で登場しているので、男性視聴者に人気が高い。彼女見たさに視聴する人も多いといいます。このほかにも、フリーでは加藤綾子アナや、昨年12月に発売された写真集が30万部を超えるベストセラーとなった田中みな実アナなど、挙げればきりがないですね」(別の週刊誌記者)
もっとも、女子アナの評価軸は多様であり、アナウンス力や膨大な知識を必要とされるのは、いうまでもない。
「桑子アナに限らず、プロポーションが良いことが評価される女子アナたちも、みなさんしっかり勉強しているし、進行にも安定感がある。基礎的な発声や瞬時の対応力など、アナウンサーとしての能力が高いからこそ、評価されているのです。その一方、特にスポーツニュースや夜のニュース番組などでは、アナウンサーのルックスなどが一定程度、視聴率を左右する面があるのも事実であり、それだけに女子アナの“胸事情”というのは、局にとっては無視できない真面目なテーマでもあるんですよね」(テレビ局関係者)
世の男性陣にとって、“女子アナ”が特別な存在であり続ける背景には、さまざまな要因が潜んでいるようだ。
(文=編集部)