23日放送のテレビ番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に新型コロナウイルス感染症の政府専門家会議メンバーで日本医師会常任理事の釜萢敏氏が出演し、政府の対応などについて説明した。釜萢氏は検査数の少なさが指摘されている点について、現状のままで問題ないとの見解を示し、重症者の検査を拡充する方針を示した。これまで同番組では、新型コロナ感染拡大をめぐる政府の対応について批判的なスタンスの放送内容になることも多く、今月5日には厚生労働省が公式Twitter上で同番組を名指しして反論する異例の事態も生じていた。
今回の同番組内での釜萢氏の説明について、インターネット上では、
「本物の専門家の正しいコメントが聞けて良かった」
「コロナの現状(予兆)や日本政府の対応(対策)について、具体的で論理的に明快に解説されて非常に参考になった(説得力があった)」
「内容が納得できます。 素晴らしいです。現在の日本の新型コロナのフェーズにあった対策を論理的にご説明されています。外国と簡単に比べていない、日本の対策を教えていますね」
と評価する声がある一方、
「検査をやらない、スピード感は要らないの理論武装を披露してた」
「専門家会議のメンバーのこの人の話聞いてると絶望だよね 軽症者の検査する気なし 重症化してからだと治療しようがない人も多いのに 犠牲者増やしたり、集団感染を増やすだけ、って自覚ないのがこの国の専門家」
「今日のモーニングショーは衝撃的だった。スピード感のなおじいさん達が専門家会議のトップに座っていて昔のスピード感でやってることが分かってしまった」
と厳しい意見もみられた。
また、いつもは番組内で政府の対応について厳しい批判を展開しているコメンテーターの玉川徹氏が“遅い冬休み”で出演していない日に、専門家会議のメンバーが出演したため、
「玉川の『遅い冬休み』という名目の外し」
「玉川さんが月曜日いないと圧力?何かあった?と心配されるの毎年長期お休み時の恒例のお約束になっちゃった」
「玉川さんのいないモーニングショーめっちゃ物足りない!いつもだったらここで玉川さんのツッコミ!というところが今日は1−2秒シーン..ていう微妙な間..という場面が何度もあった」
「今朝のモーニングショーはつまんなかったなぁ。専門家委員の医者が一人で専門家じゃなくて行政官の真似事したおしゃべりが止まらない。玉川さんがいないとまったく見てもしょうがない番組になるのね」
と残念がる声も多い一方、
「今日の、放送は玉川さんが居なくて、ゆっくりとゲストの先生の話が聞けて安心しました。 この、番組がいかに、玉川さんの独善的な意見に左右されているんだな~と思います」
という意見もみられた。
もし今回の放送に玉川氏が出演していたら、どのような展開になっていたのだろうか。
(文=編集部)