小室圭さんと眞子さま、恋愛感情の高まりで破談にならない可能性…「フィアンセ」削除騒動で
秋篠宮家の長女、眞子さまと婚約が内定している小室圭さんの留学予定先である米フォーダム大学が、ホームページ上に「日本のプリンセス眞子のフィアンセである小室圭がフォーダム大学ロースクールに通学する」という一文を掲載した。
小室さんを眞子さまの「フィアンセ(婚約者)」として紹介したわけだが、それに対して、宮内庁は「まだフィアンセではない」と指摘し、「フィアンセ」の文字は削除された。皇室では、伝統的に「納采の儀」と呼ばれる儀式を経なければ正式に「婚約」とはならないので、フォーダム大学の誤解を解くために正確な事実関係を説明したとされる。
このニュースを見て、小室さんの3年間の留学によってお二人の関係が自然消滅し、破談になることを宮内庁は期待しているのではないかと勘繰りたくなった。もちろん、げすの勘繰りである。ただ、母親の金銭トラブルがこれだけ大々的に報じられ、小室さんの留学を「海外逃亡」「厄介払い」などと中傷する声もある現状では、破談になったほうがむしろ丸く納まると宮内庁が考えても不思議ではない。
障害物があるほど燃え上がるのが恋の炎
しかし、同時に、そんなに簡単に破談にできるのだろうかという疑問も抱かずにはいられない。というのも、恋の炎は、何らかの障害物があったほうが燃え上がるからだ。欲望する主体と欲望の対象だけでなく、欲望の対象への接近を妨害する障害物が存在して、三角構造になったほうが、欲望に火がつきやすい。
かつては、家柄や身分の差など、恋路を邪魔する障害物が数多く存在した。だからこそ、それを乗り越えて愛を貫こうとする男女が駆け落ちや心中などに走り、さまざまな悲劇が生まれた。『ロミオとジュリエット』の恋愛も、両家の対立という障害物がなければ、あんなに燃え上がらなかったと私は思う。
裏返せば、最近の若者が恋愛に消極的といわれる一因として、家柄や身分の差などの障害物がほとんどなくなり、恋愛が自由になったことが大きいのではないか。恋愛のタブー(禁忌)がほとんどなくなったからこそ、恋の炎が燃え上がらなくなったのだともいえる。唯一障害物があるのは不倫関係、もしくは周囲が猛反対する恋愛くらいである。社会現象になるほど不倫をめぐる騒動が後を絶たないのは、やはりタブーを犯す快楽があるからだろう。