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経済財政諮問会議と産業競争力会議、新人事の舞台裏 就任&退任めぐる思惑と政府の狙い

文=編集部
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 秋山氏は04年に「日経ニューオフィス賞推進賞」、日刊工業新聞の「最優秀経営者賞」、05年に東京商工会議所の「勇気ある経営大賞グランプリ」、06年に日経WOMANの「ウーマン・オブ・ザ・イヤー(リーダー部門)」の2位にランクインするなど、女性起業家として注目を浴びるようになる。だが08年秋、米投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻がもたらしたリーマン・ショックで事態が急変した。サキコーポレーションは海外の取引が次々とキャンセルされ、08年12月期の最終損益は25億2601万円の赤字に転落。09年同期は売り上げが15億7936万円に激減し、2期連続の赤字となった。そのため、安倍首相が秋山氏の起用を決めた当時、疑問視する声も少なくなかった。

 ちなみに、今回発表された経済財政諮問会議の人事は、12月にも決まる経済同友会の次期代表幹事人事にも少なからぬ影響を与える。新たに民間議員になる新浪剛史氏・サントリーホールディングス(HD)次期社長と金丸氏が次期代表幹事として有力視されているが、元代表の長谷川氏は金丸氏を指名するのではないかといわれている。新浪氏は10月にサントリーHDの社長に就任予定だが、同社の経営と諮問会議、同友会の3つを同時並行でこなすことは難しいとの見方が強いからだ。
(文=編集部)

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