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土地と資産を守り抜け!今知るべき地主の心得

資産10億円でも相続が3代続くと消える…有効な土地活用で逆に資産を増やせる

文=新刊JP編集部、監修=税理士法人 深代会計事務所 副所長・横山洋昌
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『地主の決断 これからの時代を生き抜く実践知』(松本隆宏著、サンライズパブリッシング刊)

 先祖代々受け継いできた土地と資産を守り、子の代に受け継ぐのが「地主」の使命。しかし、「相続が3代続くと資産はなくなる」といわれるほど相続税の高い日本において、これは難しい仕事でもある。

 土地を守るためにはいかに土地を使って収益を得るかが最重要課題。本企画「土地と資産を守り抜け!今知るべき地主の心得」では『地主の決断 これからの時代を生き抜く実践知』(松本隆宏著、サンライズパブリッシング刊)からそのための知識を授ける。

日本の相続税は先進国の中で際立って高い

 日本の相続税の最高税率は55%。ちなみにアメリカの相続税率は最高で40%。イギリスも40%、ドイツは30%、フランスが45%である。これらの国々と比べると日本の相続税率の高さは際立っていることがわかる。

 この相続税が重荷となって、相続のたびに資産を減らしてしまう地主や、相続税を支払うたびに土地を売って現金化してしまう地主は後を絶たない。曰く「相続が3代続くと資産はなくなる」。

 本書では、この格言がどの程度的を射ているのかを試算している。10億円の資産を持つ地主を例に見てみよう。この地主の子ども、孫にそれぞれ配偶者と子がいた場合、本人から息子、そしてその妻に資産が相続された時点で10億円の資産は3億3000万円まで目減りしてしまう。

 さらに孫の代になると、孫からその妻に相続された時点で1億4000万円に、さらにその息子に相続されると資産は6400万円になってしまう。地主から3代の相続で10億円が6400万円に。

 これは日本の相続税率の高さだけでなく、配偶者への相続を含めると3代の相続でも合計6回の相続が発生することによる。まさしく「3代の相続で資産がなくなる」である。

 ただ、土地は持っているだけではお金を食うばかりだが、お金を生むこともできる。何もしなければ相続税のたびに資産が減っていくが、効果的な土地活用ができれば、この試算通りにはならず、資産を増やして子の代に相続することもできるのである。

 そのために必要な考えと行動はどのようなものか。次回以降ではこれらの点について解説していく。

(文=新刊JP編集部、監修=税理士法人 深代会計事務所 副所長・横山洋昌)

※本記事はPR記事です

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