三越伊勢丹、通期見通し下方修正 大阪三越伊勢丹が営業不振 ー Sankei.Biz(11月10日)
2011年、鳴り物入りでオープンした「JR大阪三越伊勢丹」が振るっていない。初年度は売上目標である550億円を200億円あまり下回った同店。今年もその不振は続き、三越伊勢丹HDでは、業績見通しの下方修正を余儀なくされた。
伊勢丹新宿店に見られるような、各アイテムごとの「自主編集売場」が、関西の消費者に浸透せず消費者は離れていく一方。さらに、今秋にリニューアルオープンした阪急百貨店うめだ本店の好調が、同店の不振にさらなる拍車をかけているようだ。
JR大阪三越伊勢丹店の黒字目標は、16年3月と公表されている。裏を返せば、あと3年は赤字を垂れ流し続けられるという意味だが、黒字化への切り札はあるのだろうか?
名古屋三越1月2日から独自セール開催 グループ内で足並み乱れる? ー Fashionsnap(12月7日)
冬のセールを、他の百貨店より遅い、1月18日から行う予定の三越伊勢丹HD。しかし、その決定に従わない店舗が現れた。名古屋三越では独自の判断で、例年通り1月2日からセールを開始する。同店はこの経緯について、「例年通りの時期に開催したいと希望する取引先が多かった」と説明。もちろん、周辺競合店に遅れを取りたくないという本音もあるだろう。さらに名古屋三越の動きに追従するかのようにJR大阪三越伊勢丹でも2日からのセールを決定した。
そもそも、「本来一番売れる時期に価格を下げるのはおかしい」という大西社長の方針に伴い、今夏からセール開催時期を遅らせる取り組みをはじめた同社。しかし、夏のセールはでは売り上げが伸びず、前年同月比2.6%減に落ち込んだ。
社内ですら足並みが揃わないセール時期の攻防戦。セール後ろ倒し戦略は、大西社長が意地を張っているようにしか見えないが……。
三越伊勢丹、営業時間を短縮 首都圏5店で4月から ー J-CASTニュース(12月4日)
13年4月から首都圏5店の時短営業を決定した三越伊勢丹。「伊勢丹新宿店」「三越銀座店」「三越日本橋本店」などで、それぞれ30分〜1時間程度営業時間が短縮されるほか、定休日も設定される。これまで8月、2月に試験的に導入してきた時短営業に恒常的に取り組む方針だ。
この決定について、同社では時短営業によって、従業員の労働環境の改善を行い、接客レベルの向上に務めると説明。11年にはアパレル業界から要望書が出されていたことも今回の決定を後押ししているだろう。当サイトでも既報の通り、アパレル各社との対立が表面化しているが、まさかこの時短営業で、対立関係を解消しようとしているのだろうか?