凸版が電子書籍端末 低価格で発売へ – SANSPO.COM(7月4日)
アップル、楽天、アマゾンなどの大手IT企業に続き、凸版印刷もこの秋に電子書籍リーダーを発売することが発表されている。6インチの白黒画面、目が疲れにくい電子ペーパーを採用、同社が出資している電子書籍ストア「BookLive!」が配信する8万冊以上の作品を購入して読むことができるというスペックだ。
また、これまで培ってきた書店とのつながりを活かし、書店内で販売を行うという取り組みも他の電子書籍リーダーとは一線を画している。同社が狙うのは出版社では賄いきれない各電子書籍ストアに対応したデータの変換作業や組版などの部分。印刷媒体がなくなった後をにらみ、着々と体制を築いている。
「GALAPAGOS STORE」と「Reader Store」の“蔵書点数”を比べてみた – IT media(7月20日)
新たな電子書籍リーダーの登場で、これまで薄かった影がさらに薄くなっているのが、シャープの「GALAPAGOS」とソニーの「Reader」。それぞれ、ストアを設け、普及のために努力を惜しまないものの……正直いまひとつパッとしないというのが本音だろう。現在「GALAPAGOS STORE」の蔵書点数は4万3677点、一方の「Reader Store」は3万6188点となっている。なぜかリーダーストアではコミックランキングで『ジョジョの奇妙な冒険』が1位〜9位までを独占しているという不可思議な状況ながら、ビジネス、IT、青年コミックといった分野の売れ行きが好調など、現在の電子書籍界の潮流も見ることができる。
電子書籍を読みたい端末、スマホ44.7%に対し専用端末20.4%と少なめ……楽天調べ – RBB TODAY(6月26日)
楽天リサーチの調査によれば、およそ56%の消費者が電子書籍を利用したいと考えている。だが、肝心の端末については、「スマートフォン」がトップ。次に「タブレットPC」、そして「パソコン」が続き、ようやく「電子書籍専用端末」がランクインしてくるという結果に。もしかして、電子書籍リーダーって、ほとんど需要がないんじゃないだろうか……?
(文=萩原雄太・かもめマシーン)