神樹兵輔「『縮小ニッポン国』のサバイバル突破思考!」

大手コンビニ加盟店オーナー、悲惨な「奴隷労働」の実態!本部の横暴&搾取で借金まみれ


 
 しかし、日商60万円程度で「儲かっている」と安心していると、足をすくわれることもあるのがコンビニ経営の死角なのです。ひとつの店舗の売り上げが好調だと、本部は近隣にもう1店舗出してくるからです。ドミナント戦略といって、同一商圏に店が多いほど配送効率もよく、知名度も上がり、ライバルチェーンの侵入も防げるからです。

 実際、日商80万円以上の売り上げで儲かっていたある加盟店主は、近隣に店を出され、いきなり日商40万円に落ち、青息吐息の経営になったぐらいです。
 
 コンビニの経営者は「一国一城の主」どころか、本部に操られる「奴隷労働」といわれるゆえんでしょう。コンビニチェーンに加盟して開業を考えている方は、もう一度よく検討し、一生涯本部の奴隷になってもよいぐらいの、相当な覚悟で臨むべきといえるのです。
(文=神樹兵輔/マネーコンサルタント)

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