長く働くことで自然に給料が上がっていき、豊かになっていく時代がだいぶ前に終わったことは、もう誰もがわかっているはず。
出世も昇給もおぼつかず、年金もあまり期待できそうにない。そもそもこのコロナ禍でいつ何時仕事がなくなるかもわからない。そんななか、寿命だけが延びていく…。「今は何とか暮らせている。でも将来は?」そんな不安は、たぶん多くの人に共通しています。
■これからの世界で稼げる人が気づくべきたった一つのこと
もちろん、スキルアップや仕事の熟練によって昇給を目指していく姿勢は今後も必要です。ただ、それだけでは足りないのも事実。自分の収支を管理する能力と、もっと重要なのは「稼ぐ力」です。
この稼ぐ力は、給料も含めた総合的な能力です。給料以外にフリーランスで稼ぐ能力や、資金を投資で増やす能力も含みます。ただ、知っておくべきは、安定的に稼ぐために「自力」はあまりにももろいということ。
『知らなきゃ損するお金の流儀』(信長出版刊)の著者、坂本よしたかさんは、お金持ちの共通点として「他力思考」を挙げ、自力に頼るだけではなく、他人の力やツールをうまく利用して稼いでいくことを提唱しています。
奇しくも、今回のコロナ禍で苦しんだ飲食店の明暗を分けたのは、自力にこだわるか、他力を上手に使えるかだったともいえます。リモートワークの普及で客足が遠のき、接待客も消え、家賃などの経費を払えずに閉店したお店が多々ある一方で、店内営業にすっぱりと見切りをつけて高級弁当の販売に切り替え、SNSを活用した口コミで顧客を集めて、コロナ前と変わらない売り上げをあげているお店もあります。
これは仕入れから調理、営業を「自力」で行う一方で、売り上げはお客さんが食べに来るのを待つ従来のスタイルだったか、SNSというツール(他力)に頼ることができたかで違いが出た事例でしょう。
もちろん、他力で稼ぐ例はこれだけではありません。「お金に働かせる」といわれる投資もそうですし、クラウドファンディングもそう。うまくやっている人や成功している人のやっていることをマネして取り入れてみることだって「他力思考」の一部です。周りを見回してみると、何らかの形で他力をテコにお金を稼いでいる事例がいくつも見つかるはず。
「成功するには自力より他力」
これがわかっている人がこれからの世の中で勝っていくのかもしれません。『知らなきゃ損するお金の流儀』では、他力思考のよりくわしい考察と実例、そして具体的な手法について解説していきます。
誰にとっても他人事ではいられない「お金」と「稼ぐこと」。将来困らないために、未来の自分のために、今から本書をお伴に対策を始めてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。