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5.「結果」だけで社員を評価している
「成果主義」は、もっともわかりやすい基準のひとつです。かつて、欧米流の成果主義に基づいた、ドラスティックな人事制度を導入した日本企業も多くありました。し かし、現在まで成功を続けている企業は少ないように見えます。
それには理由があります。そもそも「成果」とは、過去から現在までの業績を表したものです。つまり、成果主義の目線は、つねに後ろ向き。未来への前向きな目線、社員の能力の「伸びしろ」に対する評価が、成果主義には欠けているのです。
企業には、ベテラン社員もいれば新入社員もいるでしょう。これらを十把一絡げにして成果主義だけで評価してしまうと、やはりフェア・バリューによる評価にならないのです。
さて、ここまで読んでいただいて分かるように、社員に対する公正な評価(フェア・バリュー)が、人的倒産を避けるだけでなく、会社の成長に不可欠であることがお分かりいただけたでしょうか。
では、どうしたらフェア・バリューを実現できるのか。高橋さんは、その方法を著書『人が辞めない会社がやっている「すごい」人事評価』(アスコム刊)で解説しています。
これまでの実績を基に、フェア・バリューを実現する具体的なノウハウと、高橋氏が推薦する人事評価制度を導入した10社の具体的な事例が掲載されています。「ダメ会社」から脱出したいマネジメント層の方や、自分の会社に心当たりのある方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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