「年収2,000万円超の現役大学生」というと、にわかに信じられないと思う人もいるかもしれません。
その人の名は「清水和希」。ごくごく普通の日本的家庭に生まれ育ち、2浪した末に運よく明治大学に合格。しかし、大学の授業料を支払うために奨学金だけでは足りず、毎日アルバイトをした結果、単位を落としまくり、さらに2年の秋には休学……。
そんな「落ちこぼれ大学生」だった清水さんが、起業してわずか1年で年収2,000万円突破と、ビジネスの才能を見せつけているのです。
しかし一体清水さんはどのようなビジネスでお金を稼いでいるのでしょうか。その方法が書かれている『世界一ハードルが低い! 1日1時間らくらく起業術』(清水和希著、ぱる出版刊)から、清水さんの起業秘話をご紹介しましょう。
■ビジネスを通して知った労働の味と、本当の「稼ぎ方」とは?
もちろん起業するまで社会人経験は「ゼロ」だった清水さん。なぜ起業をするに至ったのでしょうか?
それは2015年の夏のこと。ツイッターで知り合った若者から「億単位のお金を稼いでいる同世代がいる」ということを聞いたのがきっかけでした。
すぐにその人に会いに行った清水さんは、そこで「情報起業」という言葉を知ります。
「情報起業」とは情報やノウハウを商品とするビジネスのことで、インターネットの活用により小資本で立ち上げることができることが特徴です。清水さんが知った時には、すでにブームは去っていましたが、「去った今だからこそチャンスがある!」と思っていたそうです。
こう見ると、清水さんのフットワークの軽さが際立ちますよね。実はこの前にもネットワークビジネスに取り組んでいた期間があり、そこで月5万円程度を稼いでいた経験を積んでいました。
しかし、ネットワークビジネスは、清水さん自身が働かないと稼げないため、「あまりサラリーマンと変わらないな」という印象を持っていたとのこと。
お金持ちになるには、労働力を売る側ではなく、買う側にならないといけません。ネットワークビジネスを「商品ライセンスを持っている人が、労働力を安く買い取るための仕組み」と指摘する清水さんには、「労働」の本質が見えていたのでしょう。
■労働者を雇うのではなく…自動化で手をかけない!
清水さんの伝授する起業術は「1日1時間からできるプチサク起業」です。プチサク起業とは、自分のちょっとした成功体験を元に起業することだそうです。まずは気軽に副業気分ではじめ、月10万円、さらにそこから年収2,000万円を目指すという方法がつづられています。
「プチサク起業」のキモは、労働者を雇うのではなく、インターネット上の「システム」を雇って働かせるということ。プログラムならば24時間起動させていても問題はありません。
また、デジタル商品はコピーが容易なため、自動販売システムと組み合わせてしまえば、いくらでも複製して販売し続けることができるようになります。
自分自身が人一倍「飽きっぽくて」「サボりたがり」だと自認する清水さん。だからこそ、生まれた成功が本書には詰まっています。
日々忙しいのに、なかなか年収が上がらないビジネスパーソンにとっては「働き方」を含めて学びがたくさんありそうです。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。