友だちの数10,000人超、LINEの友だち登録MAX5,000件、直接連絡できる社長の数1,000人、年間総会食数500回。「日本一会える芸能人」として、多くの人と交流をしているカラテカの入江慎也さん。彼はどのように交流を広げているのか。
『入江式 のしあがる力(ちから。)』(ゴマブックス刊)は、のしあがり方がわからない、勇気がなくて一歩が踏み出せないといった人に、どうしたらのしあがっていけるかについて、入江さん本人の体験をもとに紹介した一冊だ。
LINE、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSは、人との交流において欠かせないツール。もちろん入江さんもこれらを活用して人脈を作っている。情報をチェックするのに活用しない手はない、ということだ。
入江さんはこれまで、初対面の人と会う前にSNSをチェックしたり、仲のいい先輩のSNSをこまめにチェックすることが、その後の信頼関係や新たな人脈につながってきたという。また、自身のことも知ってもらうために、TwitterやInstagramなどでこまめに情報発信を続けている。1万人を越える人脈を築けているのも、基本はSNSを上手に活用しているからだといえるのだ。
では、入江氏はどのようにSNSを活用しているのか。本書を見てみよう。
入江さんは、初対面の人に会う場合、ただやみくもにSNSをチェックすればいいというわけではないと述べる。「あなたのこと、知っていますよ」とアピールするのはいいが、その加減を間違えてはいけないということだ。
例えば初対面の相手に「昨日は焼肉食べていましたよね」「最近、○○に行きましたよね」と開口一番言われたら、嫌な感じを覚えないだろうか。なぜ知ってるんだ、と私生活を詮索されているような気分になる。一方的に親近感を持って、距離感を詰めようとするのは、かえって逆効果といえる。
Twitterやブログは、あくまでも相手がどんな趣味を持ち、どんな思考の持ち主なのかを予測するためにチェックするようにしているだけで、相手のすべてを知るためのものではない、というのが入江さんの考え方だ。
また、入江氏がLINEのやりとりの際に気を遣っているのが、返信する際の文章量だ。相手から長文のメッセージが来た場合、それにはその人の費やした時間と相手を思う熱量が込められているもの。それをどう受け止め、どう返信すれば適切なのだろうか。
答えは、「相手の文章量プラス5行」だと入江さんは述べる。これが一番相手を不快にせず、喜んでもらえるちょうどいい量なのだという。
さらに、絵文字もチェックしておかなければいけない。絵文字が多用されている場合は、相手に合わせて、ほどよく絵文字をプラスする。相手の文章スタイルに合わせることで、相手に自然と好印象を与え、お互いの距離感も縮まることになるのだ。
入江さんの特筆すべき点は行動力だろう。チャンスもお金も、人が運んでくると入江氏は述べる。人脈をもっと広げて、のしあがりたいという人は、入江式の人脈づくりを参考にしてみてはどうだろう。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。