「恋人はいるの?結婚はしないの?」
「なんで休みの日にどこにも行かないの?」
といった質問を「面倒くさいなあ」と感じたことはないだろうか。そして実際に回答をするのもかなり精神力を使い、疲れてしまう。
そんなことにならないためにも、身につけたいのがスルーするスキルだ。
『スルースキル “あえて鈍感”になって人生をラクにする方法』(大嶋信頼著、ワニブックス刊)では、なぜ面倒くさい人が現れるのかのメカニズムを解説し、簡単にできる対処法が紹介されている。
例えば、職場の先輩に「付き合っている人はいるの?」といったプライベートなことを聞かれたとき、どう答えればいいのだろうか。
このような場合は「しっぺ返し」で詮索してくる先輩を撃退するのがよいと著者。「付き合っている人は?」と聞かれたら「今はいませんが、先輩はいらっしゃるんですか?」と相手に質問を返す。仮に相手が結婚していたら「奥さん(旦那さん)以外に付き合っている方はいらっしゃるんですか?」とやってしまうのも手だ。
こちらが相手に質問返しをすることで先輩の鏡になってあげて「あなたのやっていることはこんなことなんですよ」と映し出してあげるのだ。
また、著者曰く、スルーできない人、敏感な人は、いつまでも出世できないという。なぜなら「引っかかって嫌な気持ちが抜けない」状態になってしまうからだ。
敏感にいろいろなことに反応するため、せっかくいい仕事をしているのに誰にも認められないという、本当に残念な現象も起きる。
一方、スルーできる人は堂々としているので、実は大したことをやっていなくても他の人から認められる。なので、鈍感になることで出世の道は拓けるということだ。
スルーするスキルを身につけるには、鈍感になること。これは敏感な人にとっては難しいことかもしれない。本書を参考にして鈍感になることで、気にし過ぎずに、もっと楽に生きることができるはずだ。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。