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自分のほうが話が短くなるようにすれば、好感を持たれて人間関係が改善される

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※画像はイメージ(新刊JPより)。
※画像はイメージ(新刊JPより)。

 職場や身の回りに「心なごむ感じのいい人」はいるだろう。なぜ、その人は感じよく見えるのか。人に親切をする際も、目につくような大きな親切である必要はない。人がちょっと困っているのを見たら、ちょっと手助けしてあげればいい。感じのいい人はこの「ちょっと」を自然にできているのだ。

「いつも感じがいい人」はここが違う

 『なぜか感じのいい人が気をつけていること』(山崎武也著、三笠書房刊)では、ビジネスコンサルタントの山崎武也氏が、さりげない気づかいができる人のノウハウを紹介する。この人と話していると話しやすい、ずっと話していたいと思う人は、どうしてそう感じるのか。そもそもおしゃべりは嫌がられる。人に会ったときに自分が話してばかりいるのではないか、と疑ってみることが大切だ。

 話しやすい人は、相手の話したことに対して、自分のほうが短くなるようにしている。相手の話を自分が取る結果にならないようにする心遣いをしているのだ。話を聞くときは、うなずいたり、相づちを打って自分の反応を示すだけで、コミュニケーションは十分に成り立つ。コミュニケーションとは、話をしたり聞いたりして、お互いの心と心を通わせること。それが目的であり、それを常に心に刻みつけて人と相対していくのが、聞き上手な人であり、コミュニケーション力が上がるコツとなる。自分が話したいという欲を抑えて、人の話に耳を傾けようとするのは、人に好感を持たれる第一条件なのだ。

 また、感じのいい人は、褒め上手でもある。ただ褒めれば、人は常に喜ぶとは限らない。特定のアイテムやポイントを具体的に指摘した上で褒める。そうすることで、その気持ちの信憑性が増す。単に「素敵ですね」というだけでは、当たり障りのない社交辞令と解釈されてしまう。常に自分がそのように感じた理由を付け加えることがポイントとなる。

 ちょっとした小さな親切を常に心掛けて実践し、続けていれば習慣になり、感じのいい人になっていくもの。それはコミュニケーション力の向上にもつながっていく。本書から、普段どんなことを気に掛ければいいのか、さりげない気づかいを学んでみてはどうだろう。(T・N/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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