好きなことを仕事にして、十分な収入を得ることができれば、それは幸せなことだ。そう思うものの、これといった趣味はないし、仕事以外に打ち込めるものも思い当たらない。意外と趣味がないという人は多いのではないだろうか。では、どうすればワクワクできるような好きなことは見つかるのだろうか。
『ワクワクすることが人生にお金をつれてくる!』(本田健/著、フォレスト出版/刊)では、「大好きなこと」と「お金」にフォーカスを当て、「なぜ、人は自分の好きなように生きられないのか」という問いに対して、心理的、経済的、社会的な側面から解説していく。
著者の本田健氏も「何をやったら、自分の好きなことが見つかりますか?」という質問を一番多く受けるという。それは10代、20代の若者だけでなく、30代から70代とすべての世代から聞かれる質問なのだそうだ。
では、好きなことはどうしたら見つけられるのか。
まずは、ある程度の時間があったら、必ずやることを思い返してみる。たとえば、ダイビング、海外旅行をする、庭の手入れをするなど。「それだけを人生でやれたら楽しいと思うこと」だ。こうした本当にワクワクすることは、ゆくゆくはフルタイムでやりたいものだ。
また、一方でちょっとしたスキマ時間にやることは何か思い返してみよう。読書、パソコンで何か調べるなど。誰も嫌いなことをスキマ時間にはやらない。大好きだから、ちょっとした時間を使ってやってしまうのだ。この、スキマ時間でやることは、将来ライフワークでやる可能性がある。そうしたことを調べていくうちに、本物のワクワクに出会えるようになるのだという。
大好きなことをやって生きている人は、その活動をこよなく愛しているのが特徴だ。それでお金を稼げるかどうかはあまり関係ない。たとえば、盆栽、釣り、料理など、その活動を死ぬ前の日までやりたいと思えるかどうかなのだ。
趣味で始めたジャム作りが本業になって、大成功を収める。本書ではこんなエピソードも紹介されており、「人生なにがどうなるかわからない」と思わされる。本来仕事にしようと思ってもみなかったことが、本業になることもあるのだ。
「趣味が高じて」という言葉があるくらいだ。好きなことを見つけて続けていると、思わぬところからチャンスが巡ってくるのかもしれない。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。