嫌なことがあって気持ちがふさいでいたり、悩みを抱えていても、ほとんどの人は次の朝になったらまた仕事や学校に行かないといけません。どんなことがあっても、朝はすっきりした気分で目覚められるように、その日にあったことはその日のうちにリセットしておきたいところです。
このリセットに「お風呂」は大きな役割を果たしてくれます。忙しいとシャワーだけで済ませてしまいがちですが、『人生の悩みはお風呂で消える』(小山竜央/著、角川学芸出版/刊)によると、この時間の節約はNG。湯船に浸かる時間をケチらず、一日のリセットに使うことで、悩みに振り回されることのない、ゆとりのある人生になるとしています。
では、「リセット」のために、湯船に浸かっている間どんなことをすればいいのでしょうか?
■自分自身と対話する
自分の人生をもっと良くしたいという向上心が強い人ほど、役立ちそうな情報を集めるのが好きです。もっといい情報を探しているうちに、本当は必要ないものまで取り込んで、インプット過多状態になりがちです。
こんな人は、一日の中に自分を客観視する時間を設けましょう。
「自分は本当は何がしたいのか?」「何が必要なのか」といったことを自分自身に問いかけるのに、湯船はもってこいの場所なのです。
■明るい未来を妄想する
どんな人でも、自分の家の慣れ親しんだ湯船に浸かっている時はリラックスできるはずです。そして、完全にくつろいで、リラックスできている時というのは、いろんなアイデアや想像がふくらみやすくなるもの。
これを利用しない手はありません。自分の未来について、可能な限り明るいイメージを思い描いてみましょう。仮にその時悩みや問題を抱えていたとしても、自分の明るい未来を何度もイメージするうちに、それらがちっぽけで取るに足らないものだと感じらるようになるはずです。
■自分が主人公の映画のストーリーを考える
自分を主人公にして、映画のすじがきを考えるというのも、一日をリセットするいい方法です。もちろん、そのすじがきは「自分自身のサクセスストーリー」。主人公である自分が、失敗を繰り返しながらも最終的に成功をつかむという物語を基本線として、アレンジを加えながらイメージしてみましょう。
これも、リラックスできて余分なものがない湯船の中で行うのが最適です。