社会人に遅刻は厳禁!どんな事情があるにせよ、待ち合わせ時間に遅れ、人を待たせるなどということがあってはいけません。
しかし、逆説的ですが、だからこそ「遅刻の際のリアルな言い訳」が必要なのです。なにせ完璧な人間などいませんし、正直に「寝坊です」などと言うよりは、うまく言い訳してごまかした方が上司や取引先に角が立たないことだってあるわけですから。
そこで今回は、社会人として日々仕事に精を出すみなさんに「これまでに使ったことがある、仕事に遅れてしまった時のリアルな言い訳」を聞いてみました。
年末年始をダラダラ過ごしたおかげで、朝が起きられない…という人は参考にしてみるといいかも…。
■30代営業マンAさんの場合
仕事柄、社外の人と会うことの多いAさんが、どうしても商談に間に合わないという時に使うのが「前の商談が長引いた」というもの。確かに、他の会社が絡んでくると、相手も強くは出られないのかもしれません。
また、「電車が遅れた」「道路が渋滞していた」というのも、首都圏では言い訳としてリアリティがあるそう。このほかにもAさんは、複数人で訪問予定の時に、「同行するもう一人が遅れているから、彼を待って一緒に訪問する」という言い訳も教えてくれました。毎日何件ものアポイントをこなしていると、なかなか全て予定通りの時間には回れないものなのかもしれませんね。
■30代事務Bさんの場合
Bさんは、基本的に遅刻する時は何らかの「体調不良」を理由にするといいます。
「体調不良」といえば、もっともポピュラーなのが「腹痛」。あまりに古典的すぎて遅刻の言い訳としては使いにくいような気がしますが、Bさんいわく「だからこそいい」。
遅刻だけでなく何かをサボる時の定型句のようになっている「腹痛」だからこそ、仕事に遅れる時に使うと「こんな使い古された文句をわざわざ言い訳に使うわけがない。本当に腹が痛いんだろうな」と、かえって説得力が増すのだとか。ただし、相手にもよるので気をつけて使うべし、とも。
この他にも、
・「洗濯機のホースが外れて部屋が水浸しになってしまった」(20代・男)
・「身内に不幸があった」(30代・男)
・「道で見慣れないものが落ちていて、よく見たらウミガメだった」(20代・男)
などなど、さまざまな「言い訳」が飛び出しました。
当たり前のことですが、遅刻はいけないことですし、やむをえず遅刻してしまったら正直に理由を話すべきです。
もし、遅刻癖がどうしても直らないという人は、くれぐれも「言い訳」をうまくするという方向ではなく、遅刻の原因を明らかにして根本から直しましょう。
三笠書房から発売されている『「グズ病」が完全に治る本―スグやる! 「言い訳」はしない生活へ!』(S. ロバーツ/著、伊東明/訳)には物事を先延ばしにしたり、約束に遅れがちなグズグズ癖をなくす秘訣が紹介されていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。