世にはさまざまな勉強本が出版されていますが、このことは私たちが「勉強する必要性がある」ということを示しています。
特に現代は資格の時代と呼ばれ、キャリアアップのために資格を取得する必要性が高まっています。勉強しなければ資格試験にパスできない。では、どのように勉強をすべきなのか?
新刊JPでは難関資格受験予備校「フォーサイト」の設立者である山田浩司さんが執筆した『難関資格が取れる勉強法』(幻冬舎/刊)を通して、“難関資格をパスするための勉強法”を紹介しています。今回は、「勉強計画の立て方」について触れます。
資格取得の場合、試験合格という大きな目標があります。しかもそれは日程が決まっているものです。だから、著者は「試験の苦手な人は苦手な人なりの計画を立てる」という
だからその試験に向けて学習計画を立てることが必要になるのですが、どのように計画を立てればいいのでしょうか。
■学習計画をたてる前に考えておくべきこと
今、目標としているゴールを確認します。試験の日から逆算してあとどのくらい時間が残っているのか、どれだけ勉強すればいいのか、1日あたりどのくらい進めばいいのかを把握します。
勉強が得意ではないと自覚している人は、もしかしたら焦るかもしれません。しかし、人よりも足が遅かったとしても自分は自分。他人と比べる必要はありませんし、ゴールに向けて着実に足を進めていくことが大事です。
■実際に学習計画をたててみよう
具体的な学習計画は本試験までの日数と、それまで学習しておくべき内容の総量を比較して月単位の予定表(マンスリー・スケジュール)におおまかに割り振ることから始めます。
マンスリー・スケジュールを作ることによって、「現在から本試験までの期間」を実施につかむことができます。もしこのとき、勉強しないといけない内容があまりにも多く、日数が足りないのであれば、次の試験をあきらめて、次々回の試験をゴールにするという選択肢もでてきます。
次に一週間単位の予定表(ウィークリー・スケジュール)を組みます。
具体的なノートの作り方については本書を参考にしてほしいのですが、ポイントは「PLAN」と「RESULT」の項目をつくり、計画がちゃんと実行されているかどうかを把握できるようにすることです。これを山田さんは“「PLAN」→「DO」→「SEE」のチェック”と呼んでいます。
そして最後に1日ごとの計画、つまり、いつ何をやるのかというデイリー・スケジュールです。本書では「削れる時間はすべて削り、学習時間に回す」「二重に使える時間は学習する」「隙間時間を最大限に有効活用する」「平日はなるべく午前中に勉強する」といったアドバイスがなされています。
「とにかく参考書を広げて勉強する!」というスタイルでは、なかなか効率的に勉強が進まないのも事実。ゴールに向かって着実に近づくためにも、山田さんが考える学習計画の立て方を参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。