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■今井敬 (第7代新日鐵社長、第9代経団連会長)
今井敬はかつて、こう語ったことがある
「1998年に経団連会長になってありがたかったのは、海外の要人に会えたことだ。米国大統領と英国女王以外は面談時間をもらえた。頻繁に訪れた中国では(反日教育を推進した親玉である。筆者注)江沢民国家主席、朱鎔基首相、胡錦濤国家主席、温家宝首相らに親しく接することができた」
まじかよと言いたい。この程度の認識しかない人物が中国にからめ取られていったのである。
「中国を最初に訪れたのは1966年。62年から始まったLT貿易【※注】に参加するためだった。当時、日中に国交はなかったが、62年に国が保証をつける長期貿易の覚書を交わした」
(文=編集部)
※注 LT貿易
1963-67年に実行された貿易のかたち。LT貿易は廖承志、高碕達之助の両国通商代表者名にちなんでつけられた。年間平均1億ドル規模の貿易量だった。LT貿易の期限切れに伴い68年から日中覚書貿易に改められた。日本が中国敵視政策をとらないことなどの政治三原則と政経不可分の原則の順守が確認された。
<目次>
【1】新日鐵「中国の対日工作に絡め取られ鉄鋼技術を流出させた!?」
【2】歴代経団連会長「財界の後押しで日本と中国が経済協力」
【3】JR東日本&川崎重工「中国の新幹線はJRが技術の盗用」
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