2003年に設立された二次電池式(バッテリー)自動車メーカー。住宅太陽電池パネル、建材一体型太陽電池、家庭用リチウムイオン蓄電池、ロボットなども開発している。創業資金を提供したイーロン・マスクがCEOに就任したのは08年で、同年に最初の量産車「ロードスター」を発売した。バンク・オブ・アメリカの調査で、米国の電気自動車市場でテスラのシェアがピークに達したのは18年で78%。以降、GMやフォードなどがこの市場に参入してシェアは徐々に低下していく。さらに25年にマスクがトランプ政権の政府効率化省のトップに就任し、専横的に振る舞っていることが反発を買い、株価の大幅下落と米国、欧州、アジアで売り上げの大幅な減少に直面した。