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ホテルや病院でも大流行!?

GM、IBM...米製造業がトヨタ式導入で日本を超える!?

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水川あさみとあっちゃんのキャスティングは
逆だよね〜(「豊田自動車HP」より)
 米国のオバマ政権は発足以来、国内の高い失業率(2011年は8~10%)と貿易赤字の拡大(同5580億ドル)に悩まされてきた。このため、同政権にとっては、国内の雇用増大と失業率の低下、輸出拡大と赤字削減は政権維持のための最重要課題である。そこで同政権が現在重点的に取り組んでいるのが、海外に移転した米国製造業の国内回帰と復活である。国内の雇用増加と輸出拡大に最も大きく貢献するのが、製造業の復活だからである(金融やITは、製造業に比べて貢献度は低い)。   

 4月、同大統領はワシントン州エバレットにある、ボ-イング社の航空機工場をわざわざ訪問し、「米国製造業の復活」を高らかにアッピ-ルし、14年までに自国の貿易輸出を倍増する計画を打ち上げた。

 一度海外移転したり、衰退した製造業を復活させるのは容易なことではないが、どのようにそれを実現しようとしているのか? 

 意外にも、その切り札として今米国で注目されているのが、"日本のお家芸"とも呼ばれた、日本製造業のカイゼン手法とリ-ン生産方式(=トヨタ生産方式)の導入である。これらは、製造現場において、社員全員が生産効率向上の知恵を出し合い、現場改善に取り組んだ結果生まれ、発展したものだが、今ではかつてほど注目されなくなった。ところが、米国では「ムダを省き、生産性を高め、競争力を強化する」実践的な手法として大いに注目を集めている。

 それも、ボ-イング社(航空機)、GM社(自動車)、IBM(IT)、GE社(電機)といった大企業の製造工場だけでない。カリフォルニア州シリコンバレ-を中心としたIT業界やネット系ベンチャ-企業家の間では、カイゼンやリ-ン生産方式に学んだ「リ-ン・スタ-トアップ」と呼ばれるベンチャ-ビジネスのマネジメント手法が広まっている。リ-ン・スタ-トアップとは、米国のアントレプレナ-(起業家)/エリック・リ-スが提唱した考え方で、「短期間のうちに少ない資金で、無駄なく、スピ-ディにビジネスを立ち上げ、"小さく起業して大きく育てよう"」とするマネジメント手法だ。

 また、日本の手法を学ぼうとする取り組みは、GEのような大企業の間でも進んでいる。例えば、同社が生んだ、高品質な生産プロセス管理を目指したマネジメント手法「シックスシグマ」と、日本企業の現場から生まれた「カイゼン手法」を組み合わせた、「リ-ン・シックスシグマ」だ。「リ-ンシグマ」とも呼ばれ、同社への導入/展開が試みられている。これは日米企業のいいとこ取りのような考え方ではあるが、いずれにしても米国企業は日本企業以上に、日本製造業の手法から必死に何かを学ぼうとしている。

 その熱意や取り組みを見ると、日本製造業の現場におけるさまざまな優れた手法において、米国企業が日本企業を超える日が来るのではないか? とすら思える。これまで「経営戦略の米国企業」「現場改善の日本企業」といわれてきたが、これからは「経営戦略も現場改善も米国企業」となりかねない。

サービス業でもトヨタ式が大人気

 米国でのカイゼンやリ-ン生産方式の導入は、何も製造業だけでなく、今や医療分野やホテル業界にまで広がっている。

『7つの習慣―成功には原則があった!』


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