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『利き茶NIGHTコン』の様子
今さら言うまでもないが、お茶は誰もが認める日本人の味。疲れて帰ってきたときに、熱いお茶をズズッと一すすったなら、「日本に生まれてよかった〜」と幸せをかみ締めるものだろう。しかし、茶葉の消費量は、ここ10年にわたって右肩下がり。1世帯当たりの茶葉の年間購入金額は、2001年の6400円から11年の4600円へと、実に30%あまりも減少しているのだ。このデータから、全国で深刻なお茶離れが進んでいる実態が浮かび上がってくる……。
そこで、こんなことではいけない! と立ち上がったのが、“日本茶アーティスト”なる肩書で活動する茂木雅世。お茶に関する書籍やCDを創作し、日夜その普及に明け暮れる彼女が、イベントスペース「東京カルチャーカルチャー」で、『利き茶NIGHTコン』を開催した。
“日本茶アーティスト”茂木雅世
全国から選りすぐりの緑茶を飲み比べながら、その産地を当てる「利き茶」。だが、そんなマニアックなイベントに、いったいなん人が集まるだろうか……と心配していると、意外にも70人あまりのお茶マニアが集い、会場内は満席に! それもそのはず、昨年11月に「煎茶NIGHT」を開催しており、好評を博したことから今回の第2回目が開催されたのだ。
大盛況の会場
会場に集ったお茶マニア同士がグループを結成し、チーム対抗で利き茶対決を行うこのイベント。チーム対抗戦にすることで、自然と結束力も高まり、親近感も湧いてくる。「前回は参加者の中からカップルが1組できました! お茶マニアの女子は意外と肉食なので、頑張ってください!」と茂木。お茶という共通の話題もあり、チームプレーで一体感が高まれば、そのまま恋愛関係にまで発展するのか?
会場を盛り上げる茂木
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