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岡村隆史、カット打法封印を“審判団の圧力”と批判「準決勝でアカンて遅い。無茶苦茶」

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岡村隆史、カット打法封印を“審判団の圧力”と批判「準決勝でアカンて遅い。無茶苦茶」の画像1岡村隆史(右/『ナインティナインのオールナイトニッ本 vol.2』<ワニブックス>より)
 8月22日、第95回全国高校野球選手権大会の決勝が甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われ、前橋育英(群馬)が延岡学園(宮崎)を4対3で下し、初出場初優勝を遂げたが、その前日21日に行われた準決勝の延岡学園対花巻東(岩手)の試合が波紋を呼んでいる。

 事の発端は、花巻東の千葉翔太外野手(3年生)が得意とするカット打法に対し、19日の準々決勝の後、大会本部と審判部から花巻東サイドに出された「高校野球特別規則に『バントの定義』という項目があります。ご理解ください」との通達。これを、「2ストライク後のカット打法はスリーバント失敗=アウトにする」という“事前警告”と受け取った花巻東と千葉選手は、準決勝でカット打法を封印せざるを得ず、千葉選手は4打数無安打に終わりチームも敗戦したことで、大会本部と審判部へ批判が寄せられる事態となった。

 千葉選手のカット打法はバスターの構えから三塁側にファウルを打つというもので、小柄な千葉選手はこの打法を駆使し、3回戦の済美戦で相手投手を攻略し、準々決勝の鳴門戦でもファウルで粘り5打席全出塁を果たし、相手投手に計41球も投げさせ球場を沸かせたが、準々決勝では無安打に終った。

 この騒動を受け、お笑いタレント・岡村隆史(ナインティナイン)は、出演した8月23日1:00~放送のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)内で、大会本部と審判部への批判を展開した。

 番組内で岡村はまず、千葉選手の身長が自身と同じ156センチメートルという“小柄”な点に親しみを感じるといい、「ファウルで粘ってフォアボールで出塁したのはルール上アカンというのか?」と切り出すと、「県予選や(甲子園での本大会の)1回戦、2回戦もよくて、準決勝でアカンって遅くないですか?」と疑問を投げかけた。

 続けて、通常の打撃なのかバントなのかの判断は、その時の審判員が決めるルールになっていることにも触れ、「スリーバント失敗って見なすっていうね、主審が決めることなら、その時に主審が決めればいい」「審判が(準決勝で千葉選手のカット打法をバントと判断し)アウトって言い問題になりたくないから、その前に『ややこしいことになるから、やめたほうがよろしいで』って(花巻東へ)圧力かけたんちゃうか? 審判団が」「審判団はそれでいいの?」と痛烈に批判した。

 また岡村は千葉選手の気持ちについても「1年、2年…3年間レギュラーになるために一生懸命に練習して」と斟酌しつつ、再び大会本部や審判部について「無茶苦茶、いくらルールかて」「そんな選手がいるって事前に調べとかへんの? 『こんなん(=カット打法)よろしいんですか』とか」「(真っ向勝負じゃなければ)高校生らしくないとか、勝利にこだわり過ぎはよくないとか、無茶苦茶ちゃう?」などと苦言を呈した。

 そして最後に岡村は千葉選手に向け「プロになって、メジャーになってほしい」とエールを送った。

 千葉選手は21日の準決勝の試合後、「自分のやりたかったことができなくて悔しいです」「野球人生の中で一番悔しいです」と号泣。今回の大会本部と審判部の事前通達については、野球界や一部メディアから、「実質的に大会途中でのルール変更に当たる」「事前の圧力のように受け止められる」「選手のこれまでの努力を踏みにじる行為」などと批判の声があがっている。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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