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日本人は本当は語学が得意!? マルチリンガルが語る語学上達のポイントとは

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※画像:『本当は語学が得意な日本人』著:李久惟/フォレスト出版

 学生時代、何年も英語の授業を受けたのに、それだけでしゃべれるようになることはほとんどなく、英語は苦手という人は多いだろう。

 一方、3言語、4言語話せるという人も世の中にはいる。両者には何か違いがあるのだろうか。

 『本当は語学が得意な日本人』(李久惟/著、フォレスト出版/刊)は、マルチリンガルとして学び方のポイントを紹介する一冊だ。

 2種類以上の言語能力をもっている人のことを「マルチリンガル」、または「ポリグロット」という。そのうち2種類の言語を操る者を「バイリンガル」、3種類の者を「トライリンガル(トリリンガル)」と呼ぶ。言語をどの程度まで扱える場合に「マルチリンガル」と定義するのかは曖昧だが、多くは「ある程度の日常会話レベルまでできる」場合を指す。

 世界のマルチリンガルのうち、現時点で何言語話せるのが最高なのか定かではないが、著者が知る限りでは、これまで日常会話レベルで50から60言語以上できる人が何人もいるという。ユダヤ系やラテン系、ゲルマン系そしてハンガリー系の出身が多いようだが、なかには日本人もいる。

 例えば、四十数言語を操るニューヨークの日本人開業医である新名美次氏だ。日本で生まれ育った新名氏は、中学に入学してすぐに英語を学びはじめ、高校入学と同時に、ドイツ語とフランス語の学習に取りかかった。さらには「高校生は英語だけしっかりやっていればいい」という周囲の声を無視して、スペイン語、ロシア語、中国語などにも挑戦し続け、現在では、眼科の開業医としてニューヨークで、四十数言語を操りながら多くの患者・従業員を相手に活躍している。

 では、マルチリンガルの頭の中はどうなっているのだろう。15カ国語を操る著者の李氏は、習得のレベルの差によってサイズの違う「各言語のメモリチップ」と「それぞれのスイッチ」があるといったイメージだという。また、マルチリンガルの頭の中では「言語に関するメモリ」は「言語ごとのメモリ」から「複数の記憶配線」でつながっていて、しかも「異なる言語のあいだ」も芋づる式になってつながっている感じだと述べる。そして、トレーニングによってどの言語もそれぞれ配線が太くなっていけば、何カ国語でも瞬時に切り替えが可能になるのだ。

 語学は才能ではなく、トレーニングによる賜物であり、何か特別な要因がない限り、誰でも習得できるもの。大方の語学の先生や語学関連の書籍でも同じように発表している。また、語学に必要なのは「センス・才能」ではなく「旺盛な好奇心と努力」で、語学上達には、ある程度、母国語ができている人なら誰でも可能性があるのだ。

 サッカー日本代表ゴールキーパーの川島永嗣選手は、日本にいた頃から将来の海外移籍を見据えて語学の勉強をしていた。ベルギーのスタンダール・リエージュで活躍する今、英語、イタリア語、スペイン語など7カ国語を話せるマルチリンガルだ。目的を持って努力を継続しているからこそ、川島選手も語学を習得することができるのだろう。

 仕事で必要になる人もいるだろうし、海外旅行の際、もっと外国語ができたら…と思う場面に出くわすことも多いはず。外国語ができるようになれば、交友関係や自分の世界が広がるはずだ。
(新刊JP編集部)

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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。