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「朝立ち」消えは危険の兆候!更年期障害やうつの恐れ?

構成=石徹白未亜/ライター
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 秋冬の女性誌を見ると、よく「体を温めることで健康になる」といった旨の特集が載っている。「温め」は、女性たちにとって定番の健康法のようだ。

 一方、男性で温めを意識している人は、ほとんどいないのではないだろうか。「『冷え』なんて、感じたことがない」「自分には関係ない」と思っている人も多いかもしれない。

 しかし、ED(勃起不全)やメタボリックシンドローム、中高年のうつ病などの原因は、意外と冷えにあることも多いようだ。10月に『冷えない人はやっている シャワーお灸』(自由国民社)を上梓した鍼灸師の白神典明氏に、

・男性更年期障害とは
・体を冷えさせる生活習慣
・体を温める効果的な方法

などについて、話を聞いた。

「スマホ飯」で、体はどんどん冷えていく?

–「自分の体は冷えている」という自覚すらない男性も多いと思いますが、冷えのサインにはどういったものがあるのでしょうか?

白神典明氏(以下、白神) おなかまわりがでっぷりとしてくるメタボやEDのほか、うつなどの心の症状も、冷えが遠因といえます。これらは、男性ホルモンが減少する「男性更年期障害」の症状なのですが、体の冷えと男性更年期障害は深い関係性があるのです。

–更年期障害というと女性の印象が強いですが、男性にもあるのですね。

白神 女性と同じように、男性も加齢によって性ホルモンの産生が減っていきます。閉経と共にエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が急激に下がる女性に対して、男性の性ホルモンであるアンドロゲンは徐々に減っていくとされています。そして、強いストレスを感じる環境にさらされると、アンドロゲンは急激に減少するといわれています。

–なぜ、ストレスで男性ホルモンが減少するのでしょうか?

白神 人間は、やる気にあふれて緊張感がある時、言い換えるとストレスを感じている時は交感神経が優位になり、逆にリラックスしている時は副交感神経が優位になります。交感神経が優位な時は、いわば戦闘態勢であり、戦いに備えて、血管が収縮して出血や流血を防ぐ防衛本能が働きます。そのため、血流がある程度阻害され、結果的に体は冷えやすくなります。そして、冷えることで性ホルモンの分泌が減ってしまうのです。

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