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高橋篤史「経済禁忌録」

あの急成長・新電力、危険な人脈&問題企業への接近が次々発覚…資金繰り悪化で事業撤退

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 日本ロジテックがクレアホールディングスと提携したのは、リミックスポイントから縁を切られる直前の昨年10月のことだった。ただし調達額はかなり限られた。電力販売債権の譲渡により日本ロジテックが受けられた資金支援は1億円にとどまった。

キナ臭い人脈


 それら問題企業との接近に加え、そもそも日本ロジテック自身の背後にもキナ臭い人脈の影がちらついている。

 14年3月、千葉県銚子市の民家に本店を登記する「丸嶋」なる会社が解散を決議している。日本ロジテックで代表理事を当時務めていた鈴木智晴氏(14年7月辞任)は丸嶋の取締役でもあった。解散決議時、丸嶋には鈴木氏も含め取締役が3人いた。不可解な人脈というのは残りの2人、代表取締役・A氏ともうひとりの取締役・B氏のことである。

 両氏の名前が世間を騒がせたのは1998年のことだ。やはり銚子市にあった「全国生鮮食品ロジスティクス協同組合」を舞台とする賃金ピンハネ事件においてだった。同組合は中国などから来日した外国人技能実習生を地元の水産加工場などに派遣していたが、本来なら実習生に支払うべき賃金約1億円を違法に中間搾取していた。要は業務上横領である。B氏は同組合の代表理事、A氏は経理担当理事だった。そして前出の丸嶋は搾取した賃金をプールしていた先だったのである。01年、A、B両氏には懲役2~3年の執行猶予付き有罪判決が下った。

 呆れたことに、2人は05年にも地元を揺るがすような大事件を引き起こしている。こんどは銚子信用金庫を舞台とする総額17億円に上る不正融資事件である。2人は銚子信金職員を丸め込んで融資金を引っ張り、競売で人手に渡る寸前だった自宅を買い戻したほか、残土処分場用地に注ぎ込んだ挙げ句、焦げ付かせた。この事件でB氏には懲役2年の実刑判決が下っている。

銚子コネクション


 2つの事件の間、A、B両氏の関係先として「労働安定センター」なる会社が銚子市内に設立されている。日本ロジテックの鈴木前代表理事はやはり同社の取締役も長い間、兼務していたから、関係性はかなり深いものと見られる。さらにこんな事実もある。日本ロジテックはなぜか銚子市内で次々と不動産を取得しているが、そこでも前述した2つの事件が幾重にも絡みついているのだ。

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