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郵政上場、株購入者全員が損の異常事態…LINE、個人情報「筒抜け不信」で上場絶望的か

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「Thinkstock」より

 2016年の新規株式公開(IPO)がスタートした。2月24日に、無料で開設できるブログなどオンラインサービスを提供する「はてな」が東京証券取引所のマザーズ市場に新規上場した。不動産投資信託(REIT)を除いたIPO案件としては今年初めてだ。3月末までの新規上場の予定は21社。昨年3月末までの社数と並んだ。

 15年のIPOは92社に上った。スマートフォンゲームなどを制作するgumiが、上場直後に業績予想を大幅に下方修正したことが問題となってから、東証は上場審査を厳格化した。そのため、昨年は東証の承認を受けた後に上場延期を決める企業が相次いだ。

 16年は年明けから株価の乱高下が続いている。年初には、日経平均株価が2万2000円から2万3000円に達すると予想する向きが多かったが、2月12日に1万4952円まで暴落した。市場環境は厳しいが、ベンチャー企業の上場意欲は依然として強い。今年は100社超のIPOを期待する声が圧倒的に多かったが、100社の大台乗せは微妙になってきた。

サイバーダインに続くベンチャーたち

 今年の株式市場で注目されるのはロボット関連銘柄だ。政府はロボットを日本の成長戦略のひとつと位置付け後押しする。なかでも期待されているのが、介護・医療や農業分野向けのサービスロボットだ。

 サービスロボ上場の先駆けは、14年に東証マザーズに上場したロボットスーツHALを手がけるサイバーダインだ。医療用と介護福祉、作業用ロボットを開発する大学発のベンチャーで、オムロンや大和ハウス工業などと提携している。

 サイバーダインの上場では、普段IPO銘柄に目を向けない投資家が買い出動した。公募・売り出し株数が大きかったにもかかわらず、初値は公開価格の2.3倍に跳ね上がった。

 現在、“第2のサイバーダイン”として注目を集めているのはZMPだ。ソニーのグループ会社と提携し、ドローンを活用した工事の点検を事業化したほか、自動運転車の実証試験を進めている。また、台車型ロボットも開発した。台車の持ち手部分にコントローラーを搭載したロボットで、コントローラーを動かして台車を簡単に操れる。ビーコンを装着した利用者の後ろを追うように自動走行させることも可能だ。何度も同じ経路を往復せずに物を運搬できる。

 ロボット関連では、モーターなどの部品メーカーに加え、ソフトウエア技術などIT(情報技術)企業にも恩恵が及ぶので期待度は高い。