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サントリー、お客様の声紹介に反社会的勢力出演…ライオン、誇大広告で国から勧告

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サントリーホールディングス本社(「Wikipedia」より/663highland)
 トクホ(特定保健用食品)の不祥事が目立つ。それも、大手食品メーカーの関連会社などでの不祥事だ。


 そもそも、トクホは同様の商品と比較した場合に価格が高く、販売方法がインターネットやケーブルテレビの通販だったりするケースも多い。加えて、その効能自体に胡散臭さが漂う上に詐欺まがいの商品も多いことから、自ずと大手食品メーカーなど名の通った企業の関連会社の商品を選択することになる。

 しかし、そうした企業で不祥事が発生している。特に、今回取り上げる2社の例は、「これほどの有名企業で、なぜそのようなことが起こってしまうのか」との疑問を持たざるを得ないものだ。

ライオン


 ライオンは3月1日、同社が通信販売を行っている特定保健用食品「トマト酢生活 トマト酢飲料」の新聞広告における一部の表示が消費者を著しく誤認させるとして、健康増進法(誇大表示禁止)違反で再発防止などの勧告を受けたと発表した。同法に基づきトクホの広告が勧告を受けるのは初めてのこと。

 ライオン側は問題となった広告について、2015年9月15日から11月27日までの間に日刊紙に掲載した広告表示で「『トマト酢生活』は、消費者庁許可の特定保健用食品です」「薬に頼らずに、食生活で血圧の対策をしたい」などと記載していた、としている。本商品に血圧を下げる効果があると表示することについて、消費者庁長官から許可を受けているかのように示し、薬物治療によることなく本商品を摂取するだけで高血圧を改善する効果を得られるかのように表示し、一般消費者の誤認を引き起こす広告表示であったとしている。

 実際に全国紙と地方紙計14紙に掲載された広告には、「臨床試験で実証済み!これだけ違う、驚きの『血圧低下作用』」などと宣伝していた。ライオンは健康増進法(誇大表示禁止)違反で勧告を受けたことを発表したリリースで、問題となった広告例として、「『トマト酢生活』は、消費者庁許可の特定保健用食品です」「薬に頼らずに、食生活で血圧の対策をしたい」を挙げている。その一方、「臨床試験で実証済み!これだけ違う、驚きの『血圧低下作用』」には触れていない。誇大表示らしくない広告文を取り上げ、誇大表示的な広告を隠すという姑息な手段を使っている。これでは、本当に反省しているのだろうかという疑念を抱いてしまう。

 トクホは健康維持の効能表示が国から認められた食品で、表示については厳格に決められている。ちなみに、同商品に許された表示範囲は、「食酢の主成分である酢酸を含んでおり、血圧が高めの方に適した食品」だった。