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新田龍「あの企業の裏側」

捏造発覚のTBS、謝罪文で「演出の一環」「行き過ぎた編集」と強弁…ヤラセ横行の裏事情

文=新田龍/働き方改革総合研究所株式会社代表取締役、ブラック企業アナリスト
捏造発覚のTBS、謝罪文で「演出の一環」「行き過ぎた編集」と強弁…ヤラセ横行の裏事情の画像1TBS放送センター(「Wikipedia」より/Nobukku)

 3月に本サイト記事『TBS、小林悠・元アナの不倫デマ情報流布した元カレの役職詐称疑惑…濡れ衣で退社へ』で報じていた本件に関して動きがあった。

 事の発端は、元TBSアナウンサーの小林氏が3月4日、健康上の理由で同局を依願退職したことだ。電撃退社の理由について、起業家の男性A氏との熱愛報道が関係していると報じられた。当初A氏が既婚者であり2人は不倫であると報道されていたが、筆者は前出記事内で虚偽であることを指摘し、その裏事情を解説した。そして、7月7日発売の「女性セブン」(小学館)は、「不倫の事実はありませんでした」などとする謝罪記事を掲載した。

 また、先日TBSのバラエティ番組においても同様の謝罪が行われていた。6月19日放送のバラエティ番組『珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー』において、収録内容が編集によって大きく改変され、放送された内容が事実とまったく違ったものになっていると出演者から訴えられた。これに対しTBSは番組HP上にて「行き過ぎた編集がありました」として、この出演者と視聴者に謝罪した。

 訴えていた出演者は、顔相鑑定士・池袋絵意知氏。池袋氏が出演していたのは、双子が入れ替わっているかを見極めるクイズ企画「双子見極めダービー」である。解答者として参加したのは、池袋氏のほか、元刑事の小川泰平氏、お笑いタレントの藤本敦史氏、メンタリストのDaiGo氏であった。全4問出題され、池袋氏は3問目で脱落。4問目は池袋氏を除く3人での対決となり、最終的にはDaiGo氏が優勝した様子が放送されていた。

 しかし後日、池袋氏が自身のブログで番組の捏造を告発した。そもそも収録時に「脱落」というルールはなく、池袋氏が不正解だったのは最後の4問目。しかし、オンエアでは3問目と4問目が入れ替えられ、3問目で脱落したかのように編集された上、4問目ではCGで姿を消されていたのだという。TBSの謝罪文を以下に引用する。

「6月19日放送の『双子見極めダービー』の中で、出演者の方からご指摘頂いた収録の順番や、ルール変更の経緯は、演出の一環のつもりでしたが、事前に説明や了解を得ることなく画像を加工し、行き過ぎた編集がありました。池袋絵意知氏、および視聴者の皆さまに深くお詫びいたします」

新田龍/働き方改革総合研究所株式会社代表取締役

新田龍/働き方改革総合研究所株式会社代表取締役

労働環境改善による企業価値向上支援、ビジネスと労務関連のこじれたトラブル解決支援、炎上予防とレピュテーション改善支援を手がける。労働問題・パワハラ・クビ・炎上トラブル解決の専門家。厚生労働省ハラスメント対策企画委員。著書25冊。

Twitter:@nittaryo

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