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理央周「マーケティングアイズ」

ポケモンGO、実はそれほど「斬新」ではないのに、なぜ劇的に人々の間で「拡散」?

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7月22日に配信が始まった「ポケモンGO」

 日本でもポケモンGOがリリースされ、1カ月が経過した。社会現象になった公開直後の熱気は沈静化してきたが、いまだに話題には事欠かない。

 先日も以下5項目のギネス世界記録認定がされたという。

・配信最初の1カ月での最多ダウンロード数
・売上高1億ドルが過去最速
・最初の1カ月の売上高が過去最高

 私の周りでも、10代の大学生や20代の社会人を中心に、かなりの人がポケモンGOをダウンロードし、プレイしている。

「ポケモンやってますか?」
「レベルはいくつです?」

という会話から、楽しくビジネスの本題に入っていけるのだ。

 さらに、各所から「ポケモンGOのビジネス活用」について講演・執筆依頼を受けていることもあり、毎日のようにプレイしている。息子が6歳くらいの時にゲームボーイを一緒に遊んでいたこともあり、ポケモンの遊び方はわかっている。

 しかし、当時のゲームとはまったく違う面白さと魅力があるのだ。これこそが、世界的にヒットしている理由といえる。

そもそもポケモンGOとは何か?


 まずは、ポケモン GOとは何かから、考えていく。

 このゲームは、米ナイアンティックと任天堂、ゲーム企画会社のポケモン社が共同で開発した、スマートフォン(スマホ)用オンラインゲームである。スマホに内蔵されている位置情報機能「GPS」を使い、ポケストップと呼ばれるスポットに近づいたりすると、隠れているポケットモンスターが出てくるので、捕まえたり、ジムで強化したりするという内容。

 街中の情報は、グーグルの企業内スタートアップ企業であるナイアンティックラボが開発した、グーグルマップをベースにしたゲーム「イングレス」上で動くことになる。

 基本コンセプトは、これまであったゲームのポケモンと同じだが、リアルな街の中にポケモンがいるので、現実と同時進行で、しかも「仲間と一緒にできる」という点が新しく、面白いのでウケているといえる。