お金は生活のために必要不可欠だが、突然自分が病気になって働けなくなるケースもあるし、結婚式といったイベントや親の介護などで、大きなお金がかかることもある。
だからこそ貯金はあった方がいい。
しかし、貯金がしっかりできる人もいれば、まったくお金が貯まらなくて…という人もいる。その違いは一体どこにあるのだろうか?
『チェックするだけ!なぜかお金が貯まる手帳術』(野呂エイシロウ著、集英社刊)から、貯蓄できる人とできない人の違いについて紹介しよう。
財布の中身をちゃんと把握できていますか?
今、あなたは自分の財布の中にいくら入っているのか、ちゃんと分かっているだろうか。まずは中身を見ずに考えてほしい。
野呂さんは、もしその誤差が500円以内であれば「お金の管理ができている」ということになると述べる。一方で、誤差が3,000円以上だと失格だ。
実際にやってみると、意外と小銭まではちゃんと把握できてないことを実感するはずだ。1,000円以内の誤差に留めるのも、結構難しい。
自分の金を管理できている人は、この誤差が少なくなる。今、どのくらい自分はお金を持っていて、何にどの程度使ったかを把握できているということだ。
これは銀行口座の預金額でも同じことが言える。もし、自分のお金がちゃんと管理できていなければ見直してみたほうがいいだろう。
一日の終わりに財布をきれいにしていますか?
貯金のルールの中でよく言われるのが、「財布の中にレシートがたまっている人はお金が貯まらない」というもの。
これは、お金の管理ができていないことが多いからである。
1日終わったら何にお金を使ったのか、レシートや領収書を整理し、朝に財布の中にあった額から出費額を引いてちゃんと合うかを確認する。1日の見直しをして、財布をきれいにするのである。
この見直しで、実は余計なものに使っていたことが分かるはずだ。面倒くさいと思うかもしれないが、やってみると意外と自分のお金使いの荒さに気付くだろう。
◇
自分のお金の出入りをしっかり管理できれば、自然と貯金に結びついていくはず。まずは自分の財布に入っている額くらいは把握できるようになりたいものだ。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。