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夜一斉消灯の電通、社員の「早朝5時~残業」説を認める…点灯は「清掃業者」と説明

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強制捜査を行い、押収物の段ボールなどを手に電通本社を出る厚労省の職員ら(読売新聞/アフロ)

 広告代理店最大手、電通の新入社員だった高橋まつりさん(当時24歳)が過労により自殺に追い込まれた問題を受け、11月7日午前、厚生労働省東京労働局が労働基準法違反の疑いで同社に強制捜査に入った。さらに同社の労務管理状況を調べるために、同社幹部への事情聴取なども行われると報じられている。

 今回の強制捜査に先立つ10月14日には、すでに東京労働局が電通への立ち入り調査を実施済みだが、これを受け電通は、同24日から東京・港区にある本社ビルにおいて、午後10時の社内全館一斉消灯を開始した。

 しかし、同25日付ニュースサイト「netgeek」記事などによれば、全館一斉消灯を開始以降、朝5時から電通館内に多数照明がついているとされ、夜の一斉消灯のあおりで一部社員が朝5時から早朝出勤を強いられている可能性が指摘された(電通は当サイトの取材に対し、「早朝から外部業者に清掃を行っていただいていることによるものです」と回答)。

 さらに11月4日発売の週刊誌「フライデー」(講談社)も、電通社員たちが朝5時直前に出社している様子を報じているが、当サイトが取材したある同社社員は語る。

「全館一斉消灯開始後、会社側から全社員に対して、『夜10時~翌朝5時までは絶対に業務を行わないように徹底してください。メールもしないでください』という旨の通達が出されました。夜10時には強制的に消灯されるので、その後は近くのカフェや自宅で仕事をしている社員も多いですが、メールを送れないのは本当に不便です。そのため、朝5時以降の業務は許されているので、当然ながらその時間に出社して早朝出勤を行う社員もたくさんおり、朝5時台になると突然、ウチの社員からのメール受信が増えます。取引先からも『なんか最近、御社から5時台に来るメールが多いですね……』などと言われてることもあります。もっとも、電通社員は深夜まで仕事をする“夜型”の人間が多いので、なかなか“朝型”に切り替えるのは難しいようです」

「社員の早朝出勤は限定的」


 一斉消灯という会社側の強硬策を受け、社員はそれぞれに工夫や苦労をしているようだが、同社員が証言するこうした現在の電通社員の労働実態は事実なのであろうか。電通広報部は当サイトの取材に対し、次のように回答した。