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金子智朗「会計士による会計的でないビジネス教室」

大学4年で何も身につけない日本の若者、貧国ミャンマーの若者のやる気に圧倒的敗北

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 翻って日本はどうだろう。特に大学生を見ていると、彼らはごく一部を除いて本当に勉強しない。授業にはろくに出ず、先輩や友人のネットワークから得た情報で適当にレポートや試験をクリアし、単位を取って卒業していく。卒業しても、専門性はほとんど何も身に付いていない。

 そうなってしまうのは、「勉強したからといって、その後の人生がどうにかなるわけでもない」と潜在的に感じているからだろう。そう感じてしまうほど成熟した国になったともいえる。

 一方で、大学がその後の社会人人生に役に立つ教育を提供できているのかという問題もある。その後の人生に役に立つのかよくわからない勉強など、誰もまじめに勉強するわけがない。

 日本の道路はきれいに舗装され、停電などめったに起こらない。電車は分刻みで驚くほど正確に運行され、行政サービスもしっかりしている。日本は非常に豊かな国であり、それはとても素晴らしいことである。しかし、それは先人の方たちの努力によるところが大きい。そうやって手に入れた豊かさに甘えてろくに勉強しない若者と勉強させない大人は、金持ちの家に生まれたボンボンとその親のようだ。

 ミャンマーの若者がやっている勉強のレベルは決して高くないので単純比較はできないが、それでもやる気と活気に関しては、日本の若者は明らかにミャンマーに負けている。ベトナムの日本人工場長が「日本の若者に見習わせたいくらい」とおっしゃった気持ちもよくわかる。
(文=金子智朗/公認会計士、ブライトワイズコンサルティング代表)

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