高畑充希出演の連続テレビドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)の第5話が9日に放送され、平均視聴率は自己最高の12.1%と、前回から1.0ポイント伸ばしたことがかわった。このドラマは、何から何まで親の庇護を受けて育った女子大生・カホコ(高畑)が1人の青年との出会いによって変化し、自分の中に眠っていた力に目覚めていくというストーリー。カホコに影響を与える青年・麦野初役で竹内涼真、カホコを溺愛する母親・泉役で黒木瞳、父親・正高役で時任三郎らが出演している。
いつもならここで今回のあらすじを短く紹介するのだが、第5話はいろいろなことが起きすぎて筋を追うだけで文字数が多くなってしまうため、ざっくりと書くことにする。まず、泉(黒木)とカホコ(高畑)の態度にキレ、家を飛び出していた正高(時任)だが、結局家に帰ってきた。一方カホコは親戚たちもそれぞれ問題を抱えていることや、いつも面倒を見てくれた初(竹内)にもつらい過去があることを知り、自分も何かの方法で彼らの助けになりたいと考え始める。自分が無力なのは過保護に育てられたからだと考えたカホコは自立を宣言するが、それを聞いた泉は無言で家を出て行ってしまう――という展開だった。
今回視聴者の注目を最も集めたのは、竹内演じる初が見せた“ドアドン”。初は、自分が川に投げ捨てた思い出の絵の具チューブをずぶ濡れになって探してくれたカホコを家に送り届けた。初をよく思っていない泉は、もう娘にかかわらないでほしいと告げ、ドアを閉めようとする。すると初は閉じようとしたドアを右手でガッとつかんで再び大きく開け、「いやです」と告げた。そしてあくまでも冷静に、「できれば交際を許してほしいと思っていますけど、今はこんな格好なんでまたあらためてお願いしに来ます」と堂々と宣言して帰っていったのだった。
この直前には、カホコを川から抱き上げてお姫様抱っこで川岸に連れて行くシーンがあったこともあり、特に女性視聴者のボルテージは上がりっぱなし。「麦野くんかっこよすぎて悶えた」「竹内涼真カッコよすぎて涙出る」「胸キュンがやばい」「カホコの玄関のドアになりたい」「竹内涼真にお姫様抱っこされたい人生だった」などの声が続々と上がった。初は当初から妙におせっかいを焼くキャラクターではあったが、少々適当なところもあり、チャラチャラしているようにも見える人物だった。ところがいざという時には逃げも隠れもせずに男気あふれる言動を見せる姿が「ギャップ萌え」を呼んだようだ。