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『KUNOICHI』で「かわいい」と話題沸騰の泉ひかり、プロ級の●●だった!

構成=森井隆二郎/A4studio

注目度を利用し、パルクールを正しく広めることが自分の役割

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–まだ日本のトレーサー人口は少ないようですが、そのエピソードからもわかる通り、泉さんに触発されてパルクールに関心を持ったという方は増えているのではないでしょうか。「今こそパルクールを広めるチャンス」といった使命感はあるのでしょうか。

 私はテレビに出たり取材を受けたりするのに慣れていませんし、正直「自分でいいのかな」と思うこともあります。でも私がメディアに露出することで、女性や身体が小さい人でもパルクールに挑戦できるということを伝えられますよね。それが自分の役割かもしれないという気がしています。

 パルクールは、一部のかっこいい動きだけが動画などで取り上げられがちで、「ああ、ビルからビルに飛び移るやつね」みたいなイメージを抱いている方も少なくないのですが、それは偏ったイメージです。私がパルクールについて正しく説明する機会を得られることで、みなさんの意識を「意外と気軽に始められるのかもしれないな」「そういうスポーツならやってみてもいいかな」といったふうに変えられたらと思います。

–泉さんは2012年、高校2年生のときにパルクールを始めたそうですが、何がきっかけだったのでしょうか。

 パルクールで街中を飛び回っても、かけている眼鏡が外れないという『眼鏡市場』のテレビCMを見たんです。そのときはパルクールのことを知らなかったのですが、後日、お昼の情報番組で「実はこれはパルクールというスポーツで、実践者が身体ひとつで街中の障害物を飛び越え、CGも一切使わず、ケガなくこなしています」というように紹介されていました。それを見て「すごい、私もやりたいな」と思い、大阪の初心者講習会に参加しました。

「忍者女子高生」のCMに出演したのは、パルクールを始めてからまだ2年というタイミングでした。あの頃の私はパルクールにのめり込んでいて、1年間所属していた高校の硬式テニス部もやめ、学校が終わるとすぐパルクールの練習に行っていました。

–泉さんにとって、パルクールの何がそこまで魅力的だったのでしょうか。

 たとえば「この障害物をこうやって乗り越えたい」と思っても、いきなりうまくいくものではありません。そこで「できないからやめた」とあきらめてしまうのではなく、その障害物を乗り越えるためには、どういう身体の動かし方を、どういう流れでしていけばいいのかと考えるんです。そして、それに必要な身体の動きのなかで比較的簡単なものからトレーニングしていって、最終的にはクリアできるようにする。そのときの達成感がパルクールの一番楽しいところです。

–自分の課題をひとつひとつステップアップさせていくという面では、パルクールはゲームの攻略に近い感覚でしょうか。昨年のハロウィンで、ご自身の「Instagram」に「スーパーマリオ」のコスプレ姿でパルクールをしている動画をアップされていましたよね。

 そうですね。ゲームは、コースをクリアするために必要な経験値や知識をためなければいけないですよね。運よくクリアできたとしても、次のエリアで通用するとは限りませんし、パルクールにもゲーム的な要素はあるかもしれないです。

 あと、「スーパーマリオ」はパルクールとは関係なく好きなのですが、今となってはマリオの動きを見て、「これってパルクールの動きと一緒じゃないか」という変な見方をしてしまいます。

 それに、パルクールを始めてからは街中を歩くのが本当に楽しくなりました。建物やビルの中で「あの段差、いい感じに飛び越えがいがありそうだな」とか「あそこは、ああいう動きで越えられるな」とか想像しながら見たりします。友達と買い物している最中でも、ひとりでそういう想像をしていることがあります。

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