
自然由来の素材にこだわった、質素なデザインの商品を販売している無印良品。雑貨から食品、衣料品に至るまで、生活にかかわるあらゆるアイテムを取り揃えており、人々の暮らしに密着しているブランドといえるだろう。
無印良品を展開する良品計画の2019年度上期の営業収益は、前年比107.5%を記録。10期連続の増収となったほか、19年には世界旗艦店という位置づけの「無印良品 銀座」や、日本初となる「MUJI HOTEL GINZA」を開業するなど新たなチャレンジを見せ、多くのメディアに取り上げられた。19年2月期の時点で、アジアを中心に国内外で975店舗を構え、海外でも売り上げは好調のようだ。
さて、優れた商品の数々が話題になることも多い無印良品だが、ユーザーの声に耳を傾けてみると、残念ながらあまり使い勝手が良くない商品もあるようだ。そこで今回「Business Journal買うべき・買ってはいけない取材班」では、独自の調査により「この冬、買ってはいけない日用品5選」を決定。近々、無印良品に買い物に行こうと考えている人の参考になれば幸いである。
磁器香立て・丸型/190円(税込、以下同)
無印良品は、アロマやフレグランス関連の商品も充実している。そのなかに「磁器香立て・丸型」という商品があるのだが、お香を焚くのが好きな人や、近々お香デビューをしようと考えている人は、安易に手を出さないほうがいいだろう。
こちらの商品は、無印良品製のお香を立てるのには最適のサイズ感に設計されているのだが、他社で販売されている棒状のお香だと、うまく立てられない場合が多々ある。身の回りのものを無印良品のアイテムで揃えているファンならともかく、いろいろな店のお香を試してみたいという人は、他メーカーの製品を選んだほうがよさそうだ。
ポリプロピレンラップケース/390円~
ラップをそのまま置いておくと生活感が出てしまうので、それを軽減するためにラップケースを買い求める人は少なくないだろう。無印良品の「ポリプロピレンラップケース」は、「ただのラップがスタイリッシュに見える」と喜びの声があがっている一方で、その使用感については不満の声もある。
というのも、ラップの銘柄とロールの相性によっては、使おうとするたびにラップがロールにくっついてしまい、毎回いちいち剥がさなければいけないようだ。また、滑り止めが強すぎるあまりラップが破れてしまうという報告もあるので、避けたほうが賢明な商品といえるだろう。