IKEA、超便利＆激安な日用品5選！袋止めクリップ30個249円、ズボンハンガー99円

「より快適な毎日を、より多くの方々に」をコンセプトに、安価かつスタイリッシュな家具、インテリア雑貨を提供しているIKEA。2006年、千葉・船橋に1号店がオープンすると大きな話題を呼び、現在は国内9店舗に拡大した。店内にはレストランも備わっており、買い物のついでに北欧料理を楽しめることでも知られている。

　2019年度の業績は売上高413億ユーロ（約4兆8700億円）で、前年比106.5％。ヒット商品に恵まれたことや、17年にオープンさせたECサイトの売り上げ上昇が功を奏したかたちだ。また、20年春には原宿に都市型店舗をオープンさせる予定で、従来の郊外型というスタイルを崩し、来客数アップを狙うようである。

　さて、今回「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」では、この冬に役立つIKEAの商品5選を独自にピックアップし、その使用感とともに紹介していく。IKEAの店舗は非常に広大なので、ぜひこの記事でお目当てのアイテムを予習してからショッピングに臨んでほしい。

BEVARA（袋止めクリップ30個セット）／249円（税込、以下同）

　IKEAファンの間では、不動の人気を誇るこの商品。食べかけのお菓子の袋口などを、空気に触れないように保管することができるクリップだ。カラフルで可愛らしい見た目とは裏腹に、なかなかの働き者だといえる。

　まず、大小2種類のサイズのクリップが1セットになっているので、袋の大きさや用途によって使い分けることが可能。また、クリップ30個という大容量にもかかわらず値段は249円なので、1個当たり約8.3円とリーズナブル。調査班では実際に食パンや野菜の袋に使ってみたが、クリップの力は強く、ちゃんと湿気から守ってくれそうで安心した。一度購入しておけば、日常生活で重宝することは確実だろう。

BUMERANG（ズボンハンガー）／99円

　IKEAのハンガー類は「BRALLIS（洋服ハンガー）」（299円）を筆頭に注目度が高いが、なかでもこちらのズボンハンガーは、知る人ぞ知る優秀アイテムだ。ナチュラル素材でできているので、“いかにも”なハンガー感がない。横幅も広めなので、二つ折りにすればウエスト部分を十分にホールドできる。

　そして最大の長所は、なんといっても挟む力の強さ。ズボンを挟もうとハンガーを開く際には少し力がいるのだが、その分、がっちりと固定できるため、クローゼットにかけておいたズボンがいつの間にか落下している、などというストレスとは無縁なのだ。これがたったの99円なので、複数購入し、手持ちのズボンを全部吊るしたとしても財布に負担はかからないはずである。

ENUDDEN（トイレットペーパーホルダー）／499円

　IKEAには、シンプルながらも洗練されたデザインのトイレットペーパーホルダーが多く販売されており、どれも高い評価を受けている。

　素直にトイレットペーパーホルダーとして使ってもいいのだが、この商品を購入したユーザーは、棚に取りつけて部屋でも自由にトイレットペーパーをティッシュ代わりに使えるようDIYするなど、独自の工夫を凝らしているようだ。ほかにも、キッチンに取りつけて、手拭き用のタオルを掛けられるようにしたというアイデアもある。

　なお、IKEAのトイレ周辺アイテムは同じシリーズの商品で統一するとグッとおしゃれな印象になるので、セット買いするのもおすすめだ。

FLUNS（マガジンファイル）／149円

　IKEAのマガジンファイルは、4ピース入りで149円と激安。IKEAファンの間ではすでに定番となっており、よく名前が挙がる人気商品だ。紙製で、店頭では畳まれた状態で販売されているが、もともと折り目がついているため、説明書を読まなくても簡単に組み立てられる。

　この商品を活用して本棚の雑誌を収納すれば、背表紙のデザインや高さなどのバラつきも気にならず、かなりスッキリすること間違いなし。用途は雑誌だけに限られず、「大量に購入して家中のプリントを仕分けている」というユーザーもいるようである。

　ちなみに、IKEAのマガジンファイルには、より耐久性に優れたスチール性の商品もラインナップされているため、用途や好みに応じて、そちらを選んでもいいかもしれない。

TISKEN（吸盤付きフック）／299円

　最後に取り上げるのは、ガラスやタイルなどの滑らかな面に、穴を開けることなく取りつけられる吸盤付きフックだ。類似品が他メーカーからも多く販売されており、便利雑貨の定番ともいえる商品だろうが、吸着力が弱く、かけた荷物の重さに耐えきれずに落ちてきてしまうこともよくある。

　しかし、IKEAの吸盤付きフックは吸着力がケタ違いに強い。調査班では風呂場の壁に取りつけることにし、空気を抜くように押しつけてみたところ、極めて強く吸着して、位置を若干修正しようと試みたが、ピクリとも動かないためにあきらめてしまった。それほどまでに侮れない吸着力を誇るので、いざ取りつけるときは慎重に行ってほしい。

　また、白のように場所を選ばないものから、ブルーやイエローなどポップな色合いのセットも売られているため、好みに合わせてチョイスするといいだろう。

　IKEAの人気を支えているのは、日本国内の家具・雑貨屋では手に入らないような、かゆいところに手が届く商品の数々だ。IKEAを訪れた際は、今回紹介した商品以外にも、自分なりのお気に入りアイテムを探してみてはいかがだろうか。
（文・取材＝「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio）