吉本興業、UUUMと提携の裏に何が?“勝ち組”千原ジュニアと、お笑い業界の構造改革の画像1
2020年4月1日に開設されたYouTubeチャンネル「ジュニア小籔フットのYouTube」。チャンネル登録数は34万超である(2020年5月9日現在)。

 4月7日に緊急事態宣言が発令されて以降、テレビや映画などのエンタメ業界は時が止まったかのように身動きが取れない状態が続いている。新作映画は軒並み公開延期、4月クールの新ドラマは撮影休止を余儀なくされ、バラエティ番組も3密を避けた布陣での収録や、過去の放送をまとめた総集編などで対応するのが当たり前となりつつある。

 緊急事態宣言が5月末まで延期されたことで、この未曽有の事態はもうしばらく続きそうだが、そんななか続々とユーチューバーが誕生しているというのもまた、この“コロナ時代”を物語っているのではないか。ある放送作家は次のように語る。

「芸人がたくさん出てくるバラエティ番組を主戦場とするひな壇芸人たちにとって、コロナ禍による収録中止はまさに死活問題。劇場も閉まってますから、本当に仕事がないんです。とはいえ、周りにはスタッフも多いし、事務所のバックアップも受けられるため、そんな芸人たちがユーチューバーになりやすいという側面は確かにありますよね。

 4月から始まっただけでも、サバンナ高橋(茂雄)さん、ダイアンさん、FUJIWARA原西(孝幸)さん、TKO木下(隆行)さんなどがいますが、TKO木下さんのチャンネルは、事務所退所騒動などがあったにもかかわらずたいしてチャンネル登録者数は増えておらず、むしろ猛烈な低評価がついています。また、FUJIWARA原西さんのチャンネルは人気ギャグ芸人を招集して一緒にギャグ動画を作るなど頑張ってますが、登録者数は1万人にも満たないレベル。いま、芸人ユーチューバーは完全に飽和状態になっていて、多少の知名度があるだけでは客が集まらないというのが現状なんです」

千原ジュニアと今田耕司、YouTubeチャンネルの“落差”

 一方、大物芸人たちも続々とYouTube業界に参入。しかし、「ネームバリューだけでは勝ち残れないのが動画ビジネスだ」と、前出の放送作家は続ける。

宮迫(博之)さんは闇営業騒動などいろいろあったため最初から注目度は高かったですが、それ以上にしっかり動画づくりやコラボ動画などを頑張ってきたという側面もある。その結果、チャンネル登録者数100万人に届きそうな勢いです。しかし、ユーチューバーとして成功すればするほど、吉本興業との溝は深まっているという話もありますが……。

 4月からユーチューバーデビューした大御所芸人というと、千原ジュニアさんは小籔(千豊)さんやフットボールアワーさんと組んでチャンネルを立ち上げ、チャンネル登録者数は34万人超とさすがの仕上がり。内容もテレビバラエティのクオリティと比較しても遜色なく、毎週2回更新というのもほどよくて好感が持てるうえに、やはり手練れの芸人さんたちなのでシンプルにとても面白い。

 一方、今田耕司さんもひっそりとユーチューバーデビューしたのですが、50代の独身貴族の私生活をゆるめに配信するというその内容にいまいちパンチが足りないからなのか、登録者数は3万人弱。 千原ジュニアさんの番組とほぼ同時期に始まったのですが、10倍の差がついています」

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