六代目山口組に攻撃された二代目木村會までも…止まらぬ神戸山口組からの離脱の画像1
神戸山口組を離脱した木村會の山本会長

 最後の最後は、やはり武力行使が決め手になるのが、ヤクザの世界なのだろう。

 今年6月、岡山県内で、当時神戸山口組に所属していた池田組の若頭が、六代目山口組系二次団体幹部に発砲されるという事件が起きた。その後、神戸山口組サイドから、この事件に対する報復は見られないまま、7月には池田組は神戸山口組を離脱。現在は、独立組織となっている。

「この発砲事件と前後して、神戸山口組に所属しているいつくかの二次団体も離脱するのではないかという噂が流れ、現にその後、神戸山口組執行部の一員だった会長が引退し、率いた組織を解散させている【参考記事「神戸山口組幹部が立て続けに引退」】。

 さらに、池田組と歩調を合わせる形で神戸山口組を離脱するのではないかと業界関係者の間で噂になっていた二次団体が存在しており、そのうちの組織ひとつが先日、山口県岩国市で発砲された幹部が所属する二代目木村會だった」(業界関係者)

 この関係者によれば、その二代目木村會も発砲事件後、神戸山口組を離脱するのではないかという噂が流れ、それは実際に現実化するのである。

「現在、六代目山口組と神戸山口組は対立状態にあり、当局サイドも両組織が抗争状態にあるとして、特定抗争指定暴力団に指定している状態です。本来ならば、そういった関係性からも、今度は神戸山口組サイドによる報復が懸念されるところですが、池田組若頭の銃撃事件後もそうした動きは見られず、池田組は神戸山口組を離脱しています。

 そして今度は、二代目木村會が神戸山口組を離脱。やられたらやり返すというのがヤクザ社会における信条とする観点から見ると、こうした状況は異常ともいえるのではないでしょうか」(ヤクザに詳しいジャーナリスト)

 そうしたなかで、神戸山口組の他の有力団体にも、幹部の離脱があったというのである。

「その組織は、神戸山口組でも中核といわれた五代目山健組に次ぐ有力組織で、2人の幹部が離脱したという話が出ている。山健組に続き、その組織まで内部で揺れるようなことがあれば、六代目山口組優勢の流れは、さらに加速するのではないか」(事情通)

 この有力組織幹部の離脱劇は一部のメディアでも取り上げられているほどで、それが事実であれば、神戸山口組にとって大きな痛手になるといえるだろう。

(文=山口組問題特別取材班)

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