台風10号、韓国気象庁「韓国に上陸せず日本を通過」予報が外れ物議…「願望出てる」の画像1
気象庁ホームページより

 大型の台風10号は6日~7日、九州の西岸沖を北上し、朝鮮半島南東部に上陸した。九州には上陸しなかったものの、宮崎県椎葉村で土砂崩れが発生し、7日正午現在、4人が行方不明となっているほか、九州地方を中心に22人が負傷した。

 そんな危険な台風の進路をめぐって、韓国気象庁の「台風は韓国には上陸しない」としていた予測が物議を醸している。日本の気象庁、米軍合同台風警報センター(JTWC)が朝鮮半島南部に上陸する可能性が高いことを指摘していたからだ。

 日韓のネット上ではここ数日、どちらの進路予測が正しいのかについて「韓国気象庁の願望がにじみ出た予測だ」「韓国気象庁は嘘をつくな」「日米の台風予測こそ、自分たちの願望がにじみ出ている」など議論が続いていた。

 朝鮮日報オンラインは7日、記事『台風10号の進路、韓国気象庁の予報より西寄り…韓国全土が影響圏に』を配信。「台風10号の予想経路は、気象庁のこれまでの予報よりも韓半島側に近くなった。前日、台風10号の中心は韓半島に上陸しないという予想が出されたが、進路が徐々に西寄りになり、上陸する可能性も高まった。台風10号の中心位置と移動経路は変わる可能性がある」と説明した。韓国気象庁の予測は5日の段階で、「韓国には上陸せず、日本列島を通過する」と説明していたのだが、急遽、前言を翻した結果だ。

 そして7日午前、韓国気象庁はついに台風の上陸を認めた。

 ネットニュースサイトWow!Koreaは7日、記事『韓国気象庁、台風10号「ハイシェン」の韓国上陸を認める』を配信し、以下のように述べる。

「韓国気象庁は日米の予報とは違った進路予測で、台風10号『ハイシェン』が韓国東海(日本海)を真っ直ぐに北上すると発表してきた。長い間日本の気象衛星に依存してきた韓国の予報だったが、近年は独自の気象衛星と中国製のスーパーコンピューターを導入し、精度の高い予報を目指してきた」(原文ママ)

台風の進路予測はスパコンでも非常に困難

 そもそも台風の詳細な進路予測は難しいとされる。

例えば、先月末に朝鮮半島の西側沖合を北上した台風8号だ。その際、中央日報日本語版は8月26日、記事『「恐怖の台風8号」どこに上陸するか…韓国と日米の予想は異なった』で、日米北朝鮮と韓国の進路予測が異なったことに触れている。

 韓国気象庁は「北朝鮮の黄海道(ファンヘド)甕津(オンジン)半島付近に上陸する」と予想したが、日本の気象庁、北朝鮮の気象水文局は黄海道よりさらに北側にある新義州(シンウィジュ)付近に上陸すると予想。JTWCも日本の気象庁と似た台風のルートを予測していた。

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