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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

国会の職域接種でも“異物混入ワクチン”使用で永田町がパニックに…露骨な“議員優遇”も

文=神澤志万/国会議員秘書
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国会議事堂(「Wikipedia」より)

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 8月22日の横浜市長選挙は、立憲民主党推薦の元横浜市立大学教授の山中竹春候補が、菅義偉首相らが推していた元国家公安委員長の小此木八郎候補に18万票もの大差をつけて勝利しましたね。これを受けて、小此木氏は政界引退を発表しています。お膝元の横浜市で菅首相の支援候補が大敗するというのは、それなりの衝撃ではありましたが、26日には市長選を上回る衝撃的な「事件」が発生しました。

 なんと、モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンに異物が混入していたことが判明したのです。異物の「正体」は調査中とのことですが、同じロット番号の計約163万回分の使用を見合わせることが報じられました。すでにこのロット番号の接種を受けた人もいますが、26日現在では健康被害は報告されていません。

 速報は26日午前11時過ぎで、午後1時には接種を受けた議員の事務所に「国会の職域接種で使用したワクチンが、現在報道されている異物混入の疑いのあるロット番号と一致しました。今のところは特に問題は起こっていませんが、ご報告まで」と衆議院厚生課から電話連絡があったそうです。

 16日からやっと始まった国会の職域接種は衆参両院で別々に行われていましたが、異物混入のロット番号に「大当たり」とは驚きました。しかも、電話で連絡があったのは議員が接種した事務所だけです。秘書や職員に対してはメールの一斉送信のみでした。国会議員を優遇しているというか、恐れている様子がよくわかる例だと思います。

 あわてて確認すると、衆議院では25日までに受けた全員が「ビンゴ」で、参議院では議員向けの分だけが対象のロット番号だったようです。参議院からは、議員44名+その他秘書および職員等452名が対象との発表がありました。

 ちなみに、25日にワクチンを接種した神澤の同級生の参議院議員は、翌26日も発熱などはなく、党の広報活動のため地方へ行くなど元気に活動しており、秘書たちにも影響はないようです。これには安心しましたが、情報が瞬く間に広がり、当事者となった国会関係者たちは一時パニック状態になりました。

 これからもこういうトラブルは起こるでしょうから、正確な情報をいち早く入手して、みなさんの不安を取り除くシステムづくりが大切だと思いました。 また、マスメディアのみなさまには、記事にセンセーショナルなタイトルをつけることには慎重になっていただけるよう、お願いしたいものです。

総選挙で自民苦戦なら維新と連立も?

 自民党総裁選の日程が、正式に「9月17日告示、29日投開票」と発表されましたね。再選を狙う菅首相は、10月上旬の衆議院解散を検討しているとも報じられています。

「まあ、再選すればね(笑)」との指摘が目立つ中、党内では総選挙を「10月17日投開票」と見て準備を始めている陣営が多いです。次の総裁=首相が誰であっても、党内では総選挙の時期についての意見はまとまっているようです。

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg
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