
「お金を貯められている人やお金持ち」と「お金を貯められていない人や貧乏な人」は、何が違うのでしょうか。今まで多くの相談を受けてきましたが、年収が低くてもお金を貯められている人はいますし、年収が高くてもお金を貯められていない人もいます。
つまり、お金を貯められるかどうかは、収入では決まらないということです。そのポイントは、「何にいくらお金を使っているのか」を把握し、「何にいくらまでならお金をかけられる」と決めているかどうかです。
無理なく節約したいなら、支出をこの順番で見直すべし
節約するときに気をつけてほしいのが、やみくもに節約しないことです。たしかに、どんな費用であっても節約できればいいのですが、なかには労力のわりに節約効果が小さいものもあります。また、節約はダイエットと似ていて、あまり頑張りすぎても長続きしませんし、そのうち反動がやってくることもあります。
実際、「一生懸命節約しているのに、なかなかお金が貯まらない」という人に、どんな節約をしているのかを聞いてみると、「スーパーの特売をチェックしている」「使わない電気は極力消している」といった答えが返ってきます。それでいながら、「せめて旅行だけは贅沢にしたい」「バッグにはこだわりたい」といった具合に、節約の考えがなくなっている様子がうかがえるのです。もちろん、日々の細かな節約も大切ですが、これではお金は貯まっていきません。

まず考えるべきは、節約の3つのポイントは以下です。
・金額が大きい節約 > 金額が小さい節約
・効果が持続する節約 > 効果が持続しない節約
・我慢が不要な節約 > 我慢が必要な節約
「金額が大きい節約」「効果が持続する節約」「我慢が不要な節約」の3点をもとに優先順位をつけると、
(1)固定費の節約
(2)無駄遣いの節約
(3)変動費の節約
になります。

まず、固定費を最優先します。固定費は、一度見直せば以後は節約効果がずっと続くため、効果が高くて楽なのです。
固定費・変動費を下げるポイント
固定費には家賃(住宅ローン)、通信費、光熱費、保険料などがあります。ひとつずつ見直して、確実に減らしていきましょう。固定費の見直しが終わったら、無駄遣いや変動費も同様に見直していきます。
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