16日、「NEWSポストセブン」と「デイリー新潮」は、秋篠宮家の長男、悠仁さまが文学賞に応募し入賞された作文の一部記述で“盗用疑惑”が浮上していると報じている。
問題となっている作文は、2021年に福岡県北九州市主催の「第12回子どもノンフィクション文学賞」で佳作に選ばれた作文。悠仁さまが小笠原諸島を訪問した際の様子や心境を綴られたものだが、「ポストセブン」「新潮」によれば、その作文のなかで書籍『世界遺産 小笠原』(JTBパブリッシング)や国立研究開発法人「国立環境研究所」のHPからコピペしたとみれる個所が複数あるという。
ちなみに同文学賞の募集要項には「人の文章を勝手に使ってはいけません」との注意書きがみられるが、悠仁さまの作文には引用元の明記や、通常の引用でみられる「 」書きなどはなく、無断引用ではないかと取り沙汰されているという。
「引用元とされる文章と悠仁さまが書かれた文章を読み比べれば、細かい表現まで酷似しており、悠仁さまがそれらの文章を参照されたことは明らか。ただ、悠仁さまはまだ15歳でおられるので、第三者の文章を引用する場合の一般的なルールを単純にご存じなかっただけとも考えられ、“いけないこと”だというご認識をお持ちになられていないだけではないか。
ただ、もし仮に悠仁さまの作文が募集要項に違反していることが明らかになっても、入賞が取り消されないようなことになれば、“皇族ゆえの特別扱い”という見方が国民の間で広まる懸念もある」(皇室を取材する記者)
高校進学問題
悠仁さまをめぐっては、このところ逆風ともいえる状況が続いている。悠仁さまは現在、お茶の水女子大学附属中学校に通われておられ、現在3年生。同大学の附属高校は女子校のため、本来であれば悠仁さまは別の高校を受験される必要があり、昨年以降、悠仁さまの進学に関してさまざまな情報が錯綜していた。そうしたなか、お茶の水女子大と筑波大学が結んでいる提携校進学制度を利用して“受験なし”で、難関校である筑波大附属高校へ進学するという選択が最有力視されてきた。
「悠仁さまはこの制度を利用して筑波大附属中学に進学する予定だったものの、ちょうど17~18年にかけて秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚問題で小室さんの“皇室利用”がクローズアップされたこともあり、秋篠宮さまは世論から批判が起こる懸念を抱かれ、悠仁さまは制度を利用せずにお茶の水女子大附属中に内部進学したという報道も出ている。
さらにこの制度が設置されたのが、悠仁さまがお茶の水女子大附属中に入学される2年前の17年であることが明るみに出て、さらに今回はこの制度を使って筑波大附属高へ進学されるという観測が出たことで、“裏口ルート”“皇室利用”ではないかという批判が広まっていた。
結局、今月13日には悠仁さまは一般の受験生に交じって筑波大附属高を受験。もし悠仁さまが筑波大附属高に進学されたとしても、それが一般受験に合格したものによるのか、はたまた一般受験では不合格になったが提携校進学制度を利用して進学したのかは、学校側も宮内庁も公表しないだろうから、真相は藪の中になる。もし一般入試で不合格となっても、お茶の水女子大附属中から附属の高校へ内部進学できない以上、“将来の天皇”が高校受験浪人するというのはあってはらないことだろうから、どのような形であれ筑波大附属高には進学するとみられている。
ただ、事実はどうであれ、結果として悠仁さまの高校進学をめぐって国民からさまざまな疑念を抱かれるような状況が招かれたことは由々しき事態であり、皇室としてお世継ぎの進学という極めて重要な問題について、適切に事を運んでこられたのかという疑問は残る」
“非・学習院”というご選択
また、別の記者はいう。
「悠仁さまが一般受験をしないで進学するという点が批判を浴びてきたわけだが、一般受験をするということは、他の一般国民である受験生と“競う”という意味になり、将来“国民の象徴”である天皇になられる皇族の方の振る舞いとして、広く国民に理解されるものであるかは疑問。秋篠宮さまの、お子様がたの自立と意思を尊重され、できるだけ一般の人々と同じ環境や考え方に触れさせるというご方針は理解できるが、もし悠仁さまが筑波大附属高に進学すれば、3年後には今度は大学受験で一般の受験生と“競う”ことになり、同様の問題が出てくる。
こうしたさまざまな問題が生じないようにするためにも、皇室の子女は代々、学習院初等科に入学され、そのまま学習院大学に進まれてきたという面もある。秋篠宮家の長女・眞子さまも次女・佳子さまは、皇族の一般的な慣習にとらわれずに国際基督教大学をご卒業されておられ(編注:佳子さまは学習院大学から転学)、なぜ秋篠宮さまの“非・学習院”というご選択にこだわられるのはわからないが、それによって、自らの苦悩を招いておられるようにも感じる」
秋篠宮家の苦悩は続く。
(文=Business Journal編集部)